
「FOSTEX T50RPmk4シリーズ、結局どれを買えばいいの?」
有線モデルだけでもT50RPmk4・T50RPmk4g・T50RPmk4CL・T50RPmk4Qの4つがあり、名前が似ていて迷いやすいシリーズです。
結論から言うと、迷ったら基本モデルのT50RPmk4がいちばん幅広く使える選択肢です。
そこから、ゲーム向け・密閉型・内部配線の上位仕様へと枝分かれしていくイメージで考えると選びやすくなります。
この記事では、メーカー公式の仕様をもとに、公式価格・ハウジングの形・内部配線という3つの軸で4モデルを比べます。
👑 総合おすすめ:T50RPmk4(セミオープン・スタンダードモデル)
👉 はじめてRPドライバーを試す人、モニター用に幅広く使いたい人は、ここから検討するのが無難です。
はじめに
FOSTEXのRPドライバー搭載ヘッドホンは、T50RPmk4シリーズだけでもいくつかの種類に分かれています。
基本のT50RPmk4に加えて、ゲーム向けのT50RPmk4g、密閉型のT50RPmk4CL、内部配線のグレードを上げたT50RPmk4Qがあります。
「型番が似ていて、どれが自分向きか分からない」と感じる人も多いですよね。
実は、この4モデルは公式の仕様表に並ぶ数値がほとんど同じです。
だからこそ、数値ではなく「どこが違うのか」を知っておくことが大切になります。
この記事では、フォステクス公式サイトの仕様と機能説明をもとに、4モデルの違いを整理しました。
読み終えるころには、「自分の使い方ならどのモデルを選ぶべきか」を判断できるはずです。
📊 スペック比較表:4モデルの違い
※スマホでは表を左右にスクロールしてご確認いただけます。
| 比較項目 | T50RPmk4 | T50RPmk4g | T50RPmk4CL | T50RPmk4Q |
|---|---|---|---|---|
| メーカー公式価格(税込) | 30,800円 | 30,800円 | 30,800円 | 41,800円 |
| ハウジング形式 | セミオープン(半開放) | セミオープン(半開放) | 密閉型 | セミオープン(半開放) |
| 内部配線(ドライバー〜コネクター) | OFC導体 | OFC導体 | OFC導体 | 7Nグレードの高純度OFC |
| 公式の位置づけ | モニター・幅広いリスニング | ゲーミング | 音に集中するモニタリング | 高音質を追求した「Qシリーズ」 |
| ドライバー | RP方式平面振動板(第4世代・全モデル共通) | |||
| インピーダンス/感度 | 28Ω/97dB/mW(全モデル共通) | |||
| 最大入力 | 3,000mW(全モデル共通) | |||
| 再生周波数帯域 | 10〜40,000Hz(全モデル共通) | |||
| 本体質量(ケーブル含まず) | 約330g(全モデル共通) | |||
| 付属ケーブル | φ3.5mm(4極)⇔φ3.5mm(3極)ステレオフォーンケーブル2m、φ6.3mm変換コネクタ | |||
| バランス接続 | 別売の4.4mm5極バランスケーブル(ET-RP4.4BL2.0)で対応 | |||
※メーカー公式価格は、フォステクス公式オンラインストアの税込価格です(2026年10月7日確認)。Amazonでの価格は変わるため、リンク先でご確認ください。
🔍 比較ポイントの解説
ハウジング形式:セミオープンか、密閉型か
T50RPmk4・T50RPmk4g・T50RPmk4Qの3モデルはセミオープン(半開放)型で、T50RPmk4CLだけが密閉型です。
T50RPmk4CLは、セミオープン型のT50RPmk4をベースに、通気部をふさいで作られています。
公式の仕様表では、インピーダンスや感度、重さなどの数値は4モデルとも同じです。
そのため、音がまわりにもれにくいほうがよいか、外の生活音を入れたくないかで選ぶのが分かりやすい基準になります。
セミオープン型は通気性があるぶん、音もれや外の音の入りこみは密閉型より多くなります。
位置づけ:モニター向けか、ゲーミング向けか
T50RPmk4は、音楽スタジオで使われてきたモニターヘッドホンの流れをくむ基本モデルです。
T50RPmk4gは、同じ第4世代RPドライバーを積んだゲーミング向けのモデルです。
公式サイトでは、すばやいレスポンスによる定位感と、クリアな分離感がうたわれています。
ここはチェックしておきたい!
公式の仕様表に並ぶ数値は、T50RPmk4とT50RPmk4gでまったく同じです。
音の作りの違いを示す数値は公開されていないので、「どちらの用途で売られているモデルか」で選ぶのが実用的です。
マイクがほしい人は、専用マイクが付いた「T50RPmk4g+」も公式ラインナップにあります。
内部配線の違い:T50RPmk4Qの位置づけ
T50RPmk4Qは、基本の仕様はT50RPmk4と同じまま、内部の配線を格上げしたモデルです。
ドライバーとコネクターをつなぐ線に、純度99.99999%以上の「7Nグレード」の高純度OFC(無酸素銅)を使っています。
公式サイトによると、従来は3Nグレードの線でつないでいた部分です。
付属するケーブルそのものが7Nになるわけではない点は、覚えておきたいところです。
シリーズ最上位の「T60RPmk2ai」でつちかった設計の考え方を受けついだ、と説明されています。
ハウジングには、高音質の追求をあらわす”究”のロゴが入ります。
価格差の意味:11,000円の差で何が変わるか
T50RPmk4・T50RPmk4g・T50RPmk4CLの3モデルは、公式価格が同じ30,800円(税込)です。
つまり、この3つは価格ではなく、ハウジングの形と用途で選ぶことになります。
一方、T50RPmk4Qの公式価格は41,800円(税込)で、差は11,000円です。
結局、その差額は「内部配線のグレードと”究”ロゴの仕上げ」に払うもの、と判断しました。
「まずRPドライバーの音を体験したい」という段階なら、同じ公式価格の3モデルから用途で選ぶほうが、出費をおさえられます。
4モデルの関係を、図にまとめるとこうなります。

基本モデルのT50RPmk4から、用途・形・内部配線の3方向に枝分かれしているイメージです。
迷ったら基本モデル、音もれが気になるならCL、配線までこだわりたいならQ、と考えると選びやすくなります。
💡 購入判断カード:用途別のおすすめ
スタジオのモニター用として続いてきたRPドライバーの基本モデルです。まず1台目として検討するなら、ここが起点になります。
公式に定位感と分離感がうたわれている、ゲーミング向けのモデルです。有線なので、ワイヤレスのような遅延の心配がありません。
通気部をふさいだ密閉型です。生活音のある部屋での録音やミックス、集中したモニタリングに向いています。
7Nグレードの内部配線と”究”ロゴのハウジングをそなえた上位仕様です。基本の仕様はT50RPmk4と共通なので、価格差の意味を知ったうえで選ぶのがおすすめです。
🏆 個別解説:T50RPmk4(スタンダードモデル)
FOSTEX T50RPmk4
「まず1台、RPドライバーの音を体験するならこのモデル」
- メーカー公式価格:30,800円(税込) ※2026年10月7日確認
- 型式:セミオープンダイナミック型
- ドライバー:RP方式平面振動板(第4世代)
- インピーダンス/感度:28Ω/97dB/mW
- 再生周波数帯域:10〜40,000Hz
- 重量:約330g(ケーブル含まず)
- 第4世代のRPドライバー:マグネットを増やし、コイルのパターンを新しく設計しています。音の立ち上がりと立ち下がりを鋭くした、というのが公式の説明です。
- ケーブルを左右どちらにもさせる:左右の両方に4極3.5mmのコネクターがあります。機材の置き場所に合わせて、さす側を選べます。
- バランス接続にも広げられる:別売の4.4mm5極バランスケーブル(ET-RP4.4BL2.0)に対応しています。
- セミオープン型で音がもれやすい:通気性のあるハウジングなので、密閉型より音もれや外の音の入りこみがあります。
→ 家族のいる部屋や録音で使うなら、密閉型のT50RPmk4CLも比べておくと安心です。 - マイクは付かない:付属品はケーブルと変換コネクタで、マイクはありません。
→ 通話もしたい人は、マイク付きのT50RPmk4g+や、別のマイクを用意します。
🎯 こんな人におすすめ:音楽制作でモニターヘッドホンとして幅広く使いたい人、まずはRPドライバーの音を試してみたい人。
🏆 個別解説:T50RPmk4g(ゲーミングモデル)
FOSTEX T50RPmk4g
「足音・定位を聞き分けたい人向けの有線モデル」
- メーカー公式価格:30,800円(税込) ※2026年10月7日確認
- 型式:セミオープンダイナミック型
- ドライバー/インピーダンス/感度:T50RPmk4と共通
- ケーブル接続:左右どちらにも接続できる
- マイク:なし(専用マイク付きのT50RPmk4g+が別にある)
- 定位感と分離感をねらったモデル:公式サイトでは、すばやいレスポンスによる定位感とクリアな分離感がうたわれています。
- 有線なので遅延の心配がない:高音質のOFC導体ケーブルでつなぐ有線モデルです。ワイヤレスのような音の遅れや圧縮がありません。
- マイク付きにも広げられる:同じ本体に専用マイクを組み合わせた「T50RPmk4g+」が用意されています。
- 仕様表の数値はT50RPmk4と同じ:インピーダンスや感度、再生帯域、重さは基本モデルと共通です。
→ 数値ではなく、ゲーム用として選ぶかどうかで判断します。 - このモデルにはマイクが付かない:ボイスチャットをするなら、マイクが必要です。
→ 専用マイク付きのT50RPmk4g+(質量約370g、マイクケーブル約40gを含む)も候補になります。
🎯 こんな人におすすめ:FPSなど定位が大事なゲームをする人、足音などの環境音をはっきり聞き取りたい人。
🏆 個別解説:T50RPmk4CL(密閉型モデル)
FOSTEX T50RPmk4CL
「外の音をおさえて、音に集中するモニタリングを」
- メーカー公式価格:30,800円(税込) ※2026年10月7日確認
- 型式:密閉ダイナミック型
- ドライバー/インピーダンス/感度:T50RPmk4と共通
- ハウジング:セミオープン型のT50RPmk4をベースに、通気部を遮音
- イヤーパッド:別売の東レ社Ultrasuede採用パッド(EX-EP-RP-SUEDE)も装着できる
- シリーズでただ1つの密閉型:通気部をふさぐことで、原音に集中したモニタリングをねらっています。
- 基本性能はT50RPmk4と同じ:第4世代RPドライバーで、インピーダンスや再生帯域の数値も共通です。
- ケーブルまわりも共通:左右どちらにもさせて、別売のバランスケーブルにも対応します。
- 開放的な聴こえ方とは方向が違う:密閉型は、音を外に逃がさない作りです。
→ 広がりのある聴こえ方が好みなら、セミオープン型のT50RPmk4・T50RPmk4gも比べておきたいところです。 - 完全な無音になるわけではない:ノイズキャンセリング機能はなく、遮音は密閉構造によるものです。
→ 大きな騒音のある場所では、聴く音量を上げすぎないよう気をつけます。
🎯 こんな人におすすめ:在宅での録音・ミックスで、外の音の入りこみや音もれをおさえたい人、集中してモニタリングしたい人。
🏆 個別解説:T50RPmk4Q(高音質仕様モデル)
FOSTEX T50RPmk4Q
「7Nグレードの内部配線で、質実な音を追求」
- メーカー公式価格:41,800円(税込) ※2026年10月7日確認
- 型式:セミオープンダイナミック型
- ドライバー/インピーダンス/感度:T50RPmk4と共通
- 内部配線:純度99.99999%以上の7Nグレード高純度OFC(ドライバー〜コネクター間)
- ハウジング:Qシリーズの”究”ロゴ入り
- 内部配線が7Nグレード:ドライバーとコネクターを、高純度のOFCでつないでいます。レスポンスと空間の再現を高めるねらいだと説明されています。
- 最上位モデルの考え方を受けつぐ:シリーズ最上位「T60RPmk2ai」でつちかった設計思想を継承したモデルです。
- 見た目でも区別できる:ハウジングに”究”のロゴが入り、ほかの3モデルと見分けられます。
- T50RPmk4より公式価格が11,000円高い:差額は内部配線と意匠によるもので、仕様表の数値は共通です。
→ 配線のグレードに価値を感じるかどうかで判断します。 - 付属ケーブルは7Nではない:7Nグレードなのは本体の内部配線で、付属するのはOFCのステレオフォーンケーブル(2m)です。
→ ケーブルまでこだわるなら、別売のバランスケーブルも検討します。
🎯 こんな人におすすめ:内部配線のグレードや仕上げの質感にもこだわりたい人、シリーズの上位仕様を選びたい人。
🔗 あわせて読みたい
同じ第4世代RPドライバーを積んだ、RPヘッドホンで初のワイヤレスモデルです。有線の取り回しが気になる人はこちらもどうぞ。
❓ よくある質問
Q. T50RPmk4とT50RPmk4gの違いは何ですか?
Q. T50RPmk4gにマイクは付いていますか?
Q. 密閉型のT50RPmk4CLは音もれしにくいですか?
Q. T50RPmk4QとT50RPmk4は何が違いますか?
Q. バランス接続はできますか?
Q. 迷ったら結局どれを買えばいいですか?
🏁 まとめ:FOSTEX T50RPmk4シリーズ、結局どれを選ぶべき?
T50RPmk4シリーズの有線モデルは、ハウジングの形(セミオープン/密閉)、用途の位置づけ、そしてT50RPmk4Qの内部配線という3つの軸で違いが生まれています。
迷ったらT50RPmk4、ゲームならT50RPmk4g、宅録・ミックスで遮音性がほしいならT50RPmk4CL、内部配線にもこだわりたいならT50RPmk4Qという選び方がおすすめです。
どれも第4世代RPドライバーという同じ土台を持つシリーズなので、まずは自分の使い方にいちばん近いモデルから検討してみてください。
※仕様・メーカー公式価格は2026年10月7日時点の情報です(2026年10月23日に図解を追加)。本記事はフォステクス公式サイトなどの公開情報を参考にまとめており、実機検証は行っていません。


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