
「YETI 2って、結局なにが新しいの?」
結論からお伝えすると、音量や音質の調整をマイクにまかせて、つなぐだけで配信を始めたい人に向いた1台です。
内蔵のセンサーが声をとらえ、ゲイン・EQ・指向性を自動で調整します。
AIノイズリダクションと、設定がひと目で分かるディスプレイも新しく加わりました。
底面には3.5mmのヘッドホン端子があり、自分の声の聞こえ方(音量・サイドトーン・モニターモード)も本体で調整できます。
一方で、自動調整はマイクの前に1人だけいるときに最も効果的なことと、システム要件がWindowsとmacOSだけという点は、購入前に確認しておきたいポイントです。
この記事では、メーカー公式の仕様と取扱説明書をもとに、スペックと機能を1つずつかみ砕いて解説します。
はじめに
「Yeti」は、2009年の登場から配信者に使われ続けてきた、USBマイクの定番です。
その後継として、2026年10月15日に発売されたのが「YETI 2」なんです。
ただ、製品ページには「ボイス近接センサー」「アダプティブマルチパターン」など、聞き慣れない言葉が並んでいますよね。
この記事では、そうした機能を「結局、何をしてくれるのか」という言葉に置き換えて整理しました。
メーカーが公表している仕様と、公式の取扱説明書に書かれている内容だけをもとにしています。
読み終えるころには、「YETI 2にするか、初代Yetiや他のマイクにするか」を判断できるはずです。
📌 YETI 2の基本スペック

画像:ロジクール プレスリリース素材
| メーカー公式価格 | 28,930円(税込・ロジクールオンラインストア価格) ※2026年10月26日確認。Amazonでの価格はリンク先でご確認ください |
|---|---|
| 発売日 | 2026年10月15日 |
| 接続 | USB(本体側はUSB Type-C) |
| 録音品質 | 24bit/48kHz |
| マイクカプセル | 新設計の3カプセルアレイ |
| 指向特性 | 自動、単一指向性、超単一指向性、双指向性、無指向性、ステレオ、カスタム |
| 周波数特性 | 20Hz〜20kHz |
| 最大SPL | 129dB SPL |
| SN比 | 77dB |
| 主な機能 | ボイス近接センサー、AIノイズリダクション(オフ・レベル1〜3)、1.3インチのスクリーン、タッチ式ミュート、BLUE VO!CE |
| 本体の操作 | コントロールノブ(回して選ぶ・押して決定)、タッチミュート ※ゲインはオート/手動を選べる(取扱説明書より) |
| ヘッドホン出力 | 底面に3.5mm端子(音量・サイドトーン・モニターモードを本体で調整。取扱説明書より) |
| マイクアームへの取り付け | 底面に5/8インチのネジ山(アームによってはネジアダプターが別に必要。取扱説明書より) |
| 対応OS | Windows、macOS(USB 2.0以降のポート) |
| サイズ・重量 | 110×125.26×288.97mm、995g |
| カラー | ブラック、ホワイト |
| 付属品 | USB-C – USB-Aケーブル、ゴム製ストッパー |
| 保証 | 2年間 |
🔍 最大の特徴は「マイクが自分で音を合わせてくれること」
YETI 2のいちばんの特徴は、「ボイス近接センサー」による自動調整です。
公式の説明では、内蔵のセンサーが声を検知し、ゲイン・EQ・指向性の3つを自動で調整します。
ふつうのUSBマイクは、マイクとの距離が変わると音量も変わってしまいます。
YETI 2は、マイクとの距離や話し方が変わっても音を安定させるように動く、ということなんです。
ここはチェックしておきたい!
公式の製品ページは、声の出どころを立体的に追いかけて、リアルタイムで調整すると説明しています。
つまり、ゲインのつまみを自分で合わせ続けなくてもよい設計です。
ちなみに、取扱説明書によると、ゲインは「オートゲイン」と「手動」を選べます。
自分で合わせたいときは、コントロールノブを回して手動で調整することもできるんです。
🧩 新機能を1つずつ解説
ボイス近接センサー:自動で変わるのは3つ
商品名の「アダプティブマルチパターン」は、この3つ目の「指向性を自動で切り替える」ことを指しています。
指向性:自動を含めて7つのモード
指向性は、自動のほかに手動でも選べます。
| 自動 | 声に合わせてマイクが選ぶ |
|---|---|
| 単一指向性 | 正面の声を中心に拾う。1人での配信・通話の基本 |
| 超単一指向性 | 正面をさらに狭く拾う。周りの音を減らしたいとき |
| 双指向性 | 前と後ろを拾う。向かい合っての対談 |
| 無指向性 | 全方向を拾う。複数人での収録 |
| ステレオ | 左右の広がりを残す。楽器や環境音 |
| カスタム | 自分で決めた拾い方を使う |
📘 用語メモ:指向性とは?
ひとことで:マイクがどの方向の音を拾うか、という性質です。
数字の目安:単一指向性は正面の声を中心に拾い、周りの雑音を拾いにくい方式です。無指向性は全方向、双指向性は前後の音を拾います。
この商品だと:初代Yetiの4種類に、超単一指向性・自動・カスタムが加わりました。1人で使うなら、自動か単一指向性のままで困りません。
AIノイズリダクション:打鍵音やファンの音を減らす
キーボードの打鍵音、マウスのクリック音、通知音、PCのファンの音などを抑える機能です。
公式は、周りの環境音も減らし、口元から出た声だけをはっきり届けると説明しています。
取扱説明書によると、強さはオフとレベル1〜3から選べます。
ノイズの種類によっては声の音質にも影響するため、録音テストで部屋に合うレベルを探すよう案内されています。
ゲーム配信では、キーボードの音がマイクに入りやすいのが悩みどころですよね。
そこをマイク側で処理してくれるなら、配信ソフトでノイズ除去を設定する手間が1つ減ります。
ディスプレイとタッチ式ミュート:設定が見える
本体には、1.3インチのスクリーンが付いています。
音声レベルや今の設定が表示され、Yetiのキャラクターが声の状態を知らせてくれます。
ミュートはタッチ式で、配信中でもすぐに切り替えられます。
報道によると、キャラクターはミュート中は眠り、音が割れると怒った顔になるそうです。
マイク本体で状態が見えるので、ミュートの切り忘れにも気づきやすくなります。
ヘッドホン端子:自分の声の聞こえ方も本体で決める
本体の底面には、3.5mmのヘッドホン端子があります。
ヘッドホンをつなぐと本体に「ヘッドフォンメニュー」が出て、次の3つを調整できます(取扱説明書より)。
どれもヘッドホンで聞こえる音だけが変わり、配信や録音に乗る音には影響しません。
話しながら自分の声が遅れて聞こえると話しにくい人は、リアルタイムを選ぶと快適です。
BLUE VO!CE:作った音を本体に保存
「BLUE VO!CE」は、声の音質を整えるLogicool Gの機能です。
専用ソフト「G HUB」で調整した設定を、マイク本体に保存できます。
一度保存すれば、G HUBを起動していないときでも、同じ音で配信や通話ができます。
設定を変えるたびにソフトを開かなくてよいので、PCの動作を軽くしたいゲーム中にも向いた仕組みです。
24bit/48kHz:録音の細かさ
録音品質は24bit/48kHzです。
初代Yetiは16bit/48kHzだったので、音の大小をより細かく記録できるようになりました。
📘 用語メモ:24bit/48kHzとは?
ひとことで:音をどれだけ細かくデジタルで記録するかを表す数字です。
数字の目安:bit(ビット深度)は音の大小の細かさ、kHz(サンプルレート)は1秒間に記録する回数です。配信や通話では48kHzがよく使われます。
この商品だと:24bitなので、小さな声から大きな声まで余裕を持って録れます。96kHz以上で音楽を録りたい人には、物足りない数字です。
📘 用語メモ:最大SPLとは?
ひとことで:マイクが音割れせずに受け止められる、音の大きさの上限です。
数字の目安:数字が大きいほど、大きな音に強くなります。
この商品だと:129dB SPLです。初代Yetiの120dBより大きい数字で、ゲーム中に思わず大声を出したときの余裕が増えています。
ボイス近接センサーが何を自動で調整するのかを、図にまとめました。

声に合わせて、音量・音のバランス・拾う方向の3つをマイクが調整してくれます。
細かい設定に自信がない人ほど、この自動調整の恩恵を受けやすくなります。
🆚 初代Yetiとの違い
公表されている仕様を並べると、YETI 2は「音を自動で整える機能」をまるごと足したモデルだと分かります。
| 項目 | 初代Yeti | YETI 2 | 変化 |
|---|---|---|---|
| メーカー公式価格 | 24,750円 | 28,930円 | 4,180円高い |
| 録音品質 | 16bit/48kHz | 24bit/48kHz | ビット深度が向上 |
| 指向性 | 4種類(手動で切り替え) | 自動を含む7モード | 自動・超単一指向性・カスタムを追加 |
| 自動調整 | なし | ゲイン・EQ・指向性 | 新機能 |
| ノイズ除去 | 本体の機能としては記載なし | AIノイズリダクション | 新機能 |
| ディスプレイ | なし | 1.3インチ | 新機能 |
| 最大SPL | 120dB(THD 0.5%、1kHz) | 129dB SPL | 測定条件が同じとは限らないため参考値 |
| カプセル | 3カプセル | 3カプセル(新設計) | 数は同じ |
| 接続 | USB | USB | 変化なし |
変わった点:自動調整、AIノイズリダクション、ディスプレイ、24bit録音、指向性の種類です。
変わっていない点:USBでつなぐだけで使えること、3つのカプセルで複数の指向性を作る仕組みは同じです。
ちなみに、最大SPLは数字だけ見ると9dB上がっていますが、測り方の条件が同じとは限らないので単純には比べられません。
買い替える価値がある人:初代で、ゲインの調整やキーボード音の入り込みに悩んでいた人です。
初代の音に満足していて、指向性も切り替えずに使っている人は、急いで買い替えなくても大丈夫です。
📏 買う前に確認したい相性・設置
カラーはブラックとホワイトの2色
YETI 2のカラーは、ブラックとホワイトの2色です。

画像:ロジクール プレスリリース素材
公式の製品画像では、本体の形や正面のディスプレイの位置は2色で共通です。
黒いモニターやPCが中心のデスクならブラック、白い机や白い周辺機器でそろえたデスクならホワイトがなじみやすいです。
購入するときは、リンク先で選んでいるカラーがどちらか、ここはチェックしておきたい!
🏆 スペックから分かる強み
- ゲインの合わせ方が分からなくても始められる
ゲイン・EQ・指向性を自動で調整します。
自分で合わせたくなったら、手動にも切り替えられます。 - ゲーム中に姿勢が変わっても音量がそろいやすい
距離や声の大きさが変わっても、ゲインとEQを一定に保つように働きます。
前のめりになったり、のけぞったりする実況でも聞きやすくなります。 - 打鍵音やファンの音をマイク側で減らせる
AIノイズリダクションを、オフとレベル1〜3から選べます。
配信ソフトでノイズ除去を設定する手間が1つ減ります。 - 自分の声を聞きながら話せる
底面の3.5mm端子に、ヘッドホンをつなげます。
リアルタイムモードなら、遅れのない声で話しやすくなります。
⚠️ 購入前に確認したい注意点
- 自動調整は「1人で使うとき」向け
取扱説明書では、センサーの前に1人だけいるときに最も効果的と案内されています。
→ 対談や複数人なら、指向性とゲインを手動で選びましょう。 - ゲーム機は対応機器に書かれていない
システム要件はWindowsとmacOSだけです。
→ PS5でも使いたいなら、公式の動作確認デバイスにPS5が入っているHyperX DuoCastが候補です。 - 自分で音を作り込みたい人には割高
録音は48kHzまでで、価格の多くは自動調整の機能に払うことになります。
→ 設定を自分で触れるなら、公式価格で4,180円安い初代Yeti(Blue Yeti)でも用途は足ります。
📊 初代・実在競合との比較
| 商品 | メーカー公式価格 | 録音品質 | 指向性 | 向いている人 |
|---|---|---|---|---|
| YETI 2 | 28,930円 | 24bit/48kHz | 自動を含む7モード | 調整をマイクにまかせたい人 |
| 初代Yeti(Blue Yeti) | 24,750円 | 16bit/48kHz | 4種類 | 長く販売されている定番を選びたい人 |
| HyperX QuadCast 2 | 22,800円 | 24bit/96kHz | 4種類 | 予算をおさえて、96kHzで録りたい人 |
こうして並べると、録音の数字だけならQuadCast 2のほうが上です。
結局、YETI 2の価値は数字ではなく、「自動で合わせてくれる手軽さ」にあります。
設定に時間をかけたくない人ほど、公式価格の差に意味が出るマイクです。
⚙️ 購入後のおすすめ設定・使いこなし
💡 こんな人におすすめ・向いていない人
🛒 お得に買う方法・最新価格
ロジクールオンラインストアでの公式価格は28,930円(税込)です(2026年10月26日確認)。
Amazonでの価格は変わるため、下のリンク先で最新の価格を確認してください。
カラーはブラックとホワイトがあり、発売日は2026年10月15日です。
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❓ よくある質問
Q. 初代Yetiとの違いは何ですか?
Q. G HUBを起動していなくても使えますか?
Q. PS5で使えますか?
Q. マイクアームに付けられますか?
Q. ヘッドホンをつないで自分の声を聞けますか?
Q. 発売日と保証期間は?
※仕様・メーカー公式価格は2026年10月26日時点の情報です(2026年10月26日に取扱説明書の情報を追加)。製品画像はロジクールの許可を得てプレスリリース素材を使用しています。本記事はLogicool G公式サイト、プレスリリース、公式の取扱説明書などの公開情報を参考にまとめており、実機検証は行っていません。
🏁 まとめ:YETI 2は「調整をまかせられる」新世代のUSBマイク
結局、YETI 2の価値は、ゲイン・EQ・指向性・ノイズ除去をマイクが自動で受け持ってくれることです。
この商品がおすすめ:設定に時間をかけず、つなぐだけで安定した声を届けたい人。
別の商品を検討:長く販売されている定番がよければ初代Yeti(Blue Yeti)、PS5でも使うならHyperX DuoCast、96kHzで録りたいならHyperX QuadCast 2。
1人で使うなら自動調整、複数人なら手動と覚えておけば、YETI 2を気持ちよく使い始められそうですね。


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