
「AG03MK2って、結局買って大丈夫?」
結論から言うと、歌配信・弾き語り・声をきれいに届けたい通話まで、1台で幅広くこなしたい人に向いたミキサーです。
本体にコンプ・EQ・リバーブを内蔵していて、配信ソフトに頼らなくても声を整えられるのが強みなんです。
一方で、スマホにつなぐときは別に電源が必要なことと、Windowsでは専用ドライバーを入れることは、買う前にチェックしておきたいポイント。
この記事では、ヤマハ公式の仕様とユーザーガイドをもとに、向いている人・向いていない人まで整理しました。
はじめに
AG03MK2は、ヤマハの定番配信ミキサーAG03の後継モデルです。
配信機材を調べると、よく名前が出てくる1台ですね。
ただ、定番機種だからこそ、自分の使い方に合うのか、機能が多すぎないか、気になっている人も多いはず。
この記事では、公式の仕様とユーザーガイドをもとに、「どんな人ならAG03MK2を選んで後悔しにくいのか」を判断できるように整理します。
前モデルAG03との違いや、オーディオテクニカAT-UMX3・ヤマハZG02との選び分けもまとめました。
🔎 この記事の調べ方
- ヤマハ公式サイトの製品ページ・仕様・ユーザーガイド・ニュースリリースを確認
- 比較対象(AT-UMX3・ZG02・AG06MK2・MOTU M2)は各メーカー・国内代理店の公式サイトを確認
- 確認日:2026年10月7日
- 実機検証は行っていません
📌 AG03MK2の基本スペック
| メーカー公式価格 | オープン価格 ※2026年10月7日確認。Amazonでの価格はリンク先でご確認ください |
|---|---|
| 入力 | マイク(XLR/標準フォーンのコンボ・+48Vファンタム電源対応)、ヘッドセットマイク(3.5mm)、ライン/ギター、スマホ用AUX(4極ミニ・入出力)、USB |
| 出力 | ヘッドホン(標準・ミニの2系統)、モニター出力(フォーン・RCA)、スマホ用AUX、USB |
| 本体エフェクト | COMP/EQ、REVERB、AMP SIM |
| 主な機能 | ループバック(3モード切替)、MUTEボタン、フェーダー(マイク用・60mm) |
| 音質 | 最大192kHz/24bit(USB 2IN/2OUT) |
| 接続 | USB Type-C(Windowsは専用ドライバーYamaha Steinberg USB Driverが必要、Macはそのまま使用可) |
| 電源 | USBから給電(5V・900mA)、または電源用のUSB Type-C端子(5V DC IN)。消費電力は最大4.5W |
| サイズ・重さ | 幅126×高さ63×奥行201mm、0.8kg |
| 付属品 | USB 2.0ケーブル(1.5m)、クイックガイドなど |
| カラー | ブラック、ホワイト |
🔍 この商品の最大の特徴は?
AG03MK2のいちばんの特徴は、声を整えるエフェクトが本体に入っていることなんです。
ユーザーガイドによると、「COMP/EQ」ボタンを押すと、低域のノイズと入力レベルのばらつきをおさえる処理がかかります。
「REVERB」ボタンでは、自然な響き(エコー)を足せます。
細かい調整は、専用アプリAG Controller(Windows/Mac/iPhone・iPad)から行います。
ここ、意外と重要です。
配信ソフト側でエフェクトをかけられない場面、たとえば音声通話やスマホからの配信でも、整えた声をそのまま届けられるからです。
スペックを見ていて、この1点だけでも、エフェクトのないシンプルなミキサーとはっきり差があると感じました。
📘 用語メモ:DSPエフェクトとは?
ひとことで:本体の中の専用チップで、声の音量をならしたり響きを足したりする機能です。
数字の目安:数値ではなく「どのエフェクトが入っているか」で比べます。本体で処理するので、パソコンの負荷や遅れを気にしなくて済みます。
この商品だと:COMP/EQ・REVERB・AMP SIMを内蔵しています。配信ソフトが使えない通話やスマホ配信でも声を整えられるのが、AT-UMX3のようなエフェクトなしのミキサーとの大きな違いです。
もう1つの特徴が、ループバックの切り替えが3モードあること。
本体の「STREAMING OUT」スイッチで、INPUT MIX、LOOPBACK、DRY CH 1-2Gの3つを選べます。
INPUT MIXは入力した音をまとめて送るモード、LOOPBACKはつないだ機器の音も混ぜて送り返すモードです。
📘 用語メモ:ループバックとは?
ひとことで:パソコンやスマホで流している音(BGMやゲームの音)を、マイクの声と一緒に配信用の音として送り返す機能です。
数字の目安:数値ではなく「あり/なし」で比べる機能です。配信でBGMと声を1つの音声として流したいときに使います。
この商品だと:パソコンの音も一緒に流すならLOOPBACK、入力した音だけを送るならINPUT MIXに切り替えます。エフェクトを通さない音を残したいときはDRY CH 1-2Gを使います。
→ 仕組みと失敗の対策は「ループバックとは?図解で解説」で詳しくまとめています。
STREAMING OUTスイッチの3つのモードを、図にまとめました。

BGMやゲームの音も配信に乗せたいなら、LOOPBACKを選びます。
🆚 前モデルAG03との違い
ヤマハのニュースリリースに書かれている変更点を、表にまとめました。
| 項目 | AG03(前モデル) | AG03MK2 | 変化 |
|---|---|---|---|
| ミュート | MUTEボタンなし | MUTEボタンを新しく追加 | ワンタッチで声を消せる |
| スマホ用のAUX端子 | 入出力には非対応 | 4極ミニの入出力に対応 | Androidのアナログ接続に対応 |
| 基本性能 | ー | 音質向上・ノイズ軽減などを強化 | 土台の部分を見直し |
| エフェクト・ループバック | あり | あり | 引き継ぎ |
変わった点:ヤマハの発表では、音質向上やノイズ軽減などの基本性能が強化され、MUTEボタンと入出力に対応したAUX端子が加わりました。
配信中に声をさっと消したい人には、大きな変化です。
変わっていない点:COMP/EQ・リバーブ、ループバック、+48Vファンタム電源といった配信の基本機能は、前モデルから引き継いでいます。
買い替える価値がある人:AG03でミュートボタンがなくて困っている人、Androidスマホで配信したい人です。
今のAG03に不満がなければ、急いで買い替える必要はうすいと感じました。
📏 買う前に確認したい相性・接続
オーディオインターフェース選びで後悔しやすいのは、「つなぎたい機器」と「使いたい機能」が合っていないケース。
AG03MK2で確認しておきたいのは次の5つです。
🏆 AG03MK2の強み
- 本体だけで声を整えられる:COMP/EQとREVERBを、本体のボタンでオン・オフできます。配信ソフトを使わない通話でも効かせられます。
- つなげる機器が多い:XLRマイク、ヘッドセット、ギターやキーボード、スマホをまとめてつなげます。パソコンの音はループバックで一緒に流せます。
- MUTEボタンとフェーダーで操作しやすい:マイクの音量は60mmのフェーダーで動かせます。声だけをさっと消せるMUTEボタンもあります。
- 音楽制作にも使える仕様:USBの音声は最大192kHz/24bitに対応します。公式ではCubase AIやWaveLab Castなどのソフトも案内されています。
⚠️ 購入前に確認したい注意点
- スマホ接続では電源を別に用意する:ユーザーガイドでは、iPhone・iPad・Androidにつなぐときは外部電源(5V・1A以上)が必要とされています。
→ USB電源アダプターかモバイルバッテリーを一緒に用意しましょう。 - Windowsでは専用ドライバーが必要:つなぐ前にYamaha Steinberg USB Driverを入れる必要があります。
→ ドライバーなしで手軽に使いたい人は、専用ドライバーのいらないAT-UMX3が候補です。 - マイク入力は1つで、音の振り分けはシンプル:マイクは1本までで、ゲーム音と通話の音を別々のノブで動かす作りではありません。
→ 2人で話すならAG06MK2、ゲーム音と通話のバランスを調整したいならZG02を検討しましょう。
ちなみに、話すだけの用途だと、エフェクトや3つのモードを使い切れないかもしれません。
「何をつないで、何を流したいか」を先に決めておくと、選びやすくなります。
📊 AT-UMX3・ZG02・AG06MK2との比較
AG03MK2を検討している人が比べやすいのが、オーディオテクニカのAT-UMX3と、ヤマハのZG02・AG06MK2です。
| 商品 | メーカー公式価格 | 本体エフェクト | 強み | 向いている人 |
|---|---|---|---|---|
| AG03MK2 | オープン価格 | COMP/EQ・REVERB・AMP SIM | 多機能・スマホ用4極端子 | 歌配信・弾き語り・通話の声質重視 |
| オーディオテクニカ AT-UMX3 | 21,780円(公式オンラインストア価格) | なし | 操作がシンプル・コンパクト(334g) | とにかく手軽に配信を始めたい人 |
| ヤマハ ZG02 | オープン価格 | ゲーム向けのサラウンドなど | 声・通話・ゲーム音を3つのノブで調整 | ゲーム実況・ボイスチャット中心の人 |
| ヤマハ AG06MK2 | オープン価格 | AG03MK2と同じ系統 | マイク入力が2つ | 2人で配信・マイクを2本使う人 |
※メーカー公式価格は2026年10月7日時点の各社公式サイトの表示です。
AT-UMX3とくらべると、AG03MK2には本体エフェクトとスマホ用の4極端子、スピーカー用のモニター出力があります。
逆に、エフェクトを使う予定がなく、置き場所も小さくしたいならAT-UMX3のほうが合っています。
ZG02は幅162×奥行113mm・0.6kgで、ゲーム機用のUSB端子を持つゲーム向けのモデルです。
USBの音声は最大48kHzなので、音楽の録音もしたい人にはAG03MK2が向いています。
ちなみに、AG06MK2は幅が152mmと少し広くなり、マイク入力が2つに増えます。
1人で使うならAG03MK2で十分ですが、2人で話す配信をしたい人は、こちらを選んでおくと後から困りません。
⚙️ 購入後のおすすめ設定・使いこなし
ユーザーガイドで確認できた、最初におさえておきたいポイントです。
💡 こんな人におすすめ・向いていない人
🛒 お得に買う方法・最新価格
AG03MK2は、ヤマハ公式サイトではオープン価格です(2026年10月7日確認)。
Amazonでの価格はセールなどで変わるため、下のリンク先で最新の価格を確認してください。
カラーはブラックとホワイトの2色で、色によって価格がちがうことがあります。
マイクもまとめてそろえたい人は、セット商品と単品の合計をくらべてみてください。
🔗 あわせて読みたい
❓ よくある質問
Q. リバーブ(エコー)はどんな効き方?
Q. ダイナミックマイクでも使える?
Q. スピーカーにつなげる?
Q. スマホだけで配信できる?
Q. AG06MK2とどっちがいい?
※仕様・メーカー公式価格は2026年10月7日時点の情報です(2026年10月23日に図解を追加)。本記事はヤマハ公式サイトなどの公開情報を参考にまとめており、実機検証は行っていません。
🏁 まとめ
結局、AG03MK2は「本体だけで声を整えられる」ことに価値があるミキサーです。
エコーやコンプを配信ソフトに頼らず使えて、PC・スマホのどちらでも配信できます。
この商品がおすすめ:歌配信・弾き語り・通話で、声の聞きやすさにこだわりたい人
別の商品を検討:操作のシンプルさ重視ならAT-UMX3、ゲーム音とチャットの調整ならZG02、2人で配信するならAG06MK2、音楽制作中心ならMOTU M2


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