
最終更新:2026年10月7日(仕様・メーカー公式価格はこの日に確認)
「AT-UMX3って、結局買って大丈夫?」
結論から言うと、XLRマイク1本で配信・通話・歌ってみたを手軽に始めたい人には、かなり選びやすい1台です。
ボタンとつまみだけで操作が完結し、PC・スマホ・タブレットにつなぐだけで使えるのが強みなんです。
一方で、本体にエフェクト(EQ・リバーブなど)がないこと、ゲーム音とボイスチャットを分けて送れないことは、買う前に必ずチェックしておきたいポイントです。
この記事では、オーディオテクニカ公式の仕様と取扱説明書をもとに、向いている人・向いていない人まで整理しました。
はじめに
AT-UMX3は、オーディオテクニカが初めて出したライブ配信向けのUSBオーディオミキサーです。
AT2020などのXLRマイクを買ったあとに、「何につなげばいいの?」と調べてたどり着く人が多い商品なんです。
ただ、機能をしぼったシンプルな機種なので、使い方によっては「できないこと」が先に気になる場合もあります。
この記事では、公式の仕様と取扱説明書をもとに、「どんな人ならAT-UMX3を買って後悔しにくいのか」を判断できるように整理します。
ヤマハAG03MK2やZG02、USBマイクとの比べ方もまとめました。
📑 目次
🔎 この記事の調べ方
- オーディオテクニカ公式サイトの製品ページ・取扱説明書・ニュースリリースを確認
- 比較対象(ヤマハAG03MK2・ZG02)はヤマハ公式サイトの仕様を確認
- 確認日:2026年10月7日
- 実機検証は行っていません
📌 AT-UMX3の基本スペック
| メーカー公式価格 | 21,780円(税込・公式オンラインストア価格) ※2026年10月7日確認。発売時の案内はオープン価格です。Amazonでの価格はリンク先でご確認ください |
|---|---|
| 発売日 | 2024年2月22日 |
| 入力 | MIC(XLR/6.3mm標準コンボジャック・+48Vファンタム電源対応)、LINE(ギター用Hi-Z/キーボード用ステレオ、スイッチで切り替え) |
| 出力 | ヘッドホン(3.5mmステレオミニ)。公式の仕様にスピーカー用の出力端子の記載はなし |
| 音質 | 最大192kHz/24bit |
| 主な機能 | ループバック、マイクミュート、マイクモニターミュート、ダイレクトモニター |
| 接続 | USB Type-C(専用ドライバー不要) |
| 対応OS | Windows 10/11、macOS(Catalina〜Ventura)、iOS/iPadOS 16.4.1、Android 10〜13 |
| 電源 | USBバスパワー、またはUSB電源専用端子(スマホ・タブレット接続時は市販のUSB電源アダプターが必要) |
| サイズ・重さ | 幅127×奥行131×高さ44mm、334g |
| 付属品 | USBケーブル(1.5m・Type-C/Type-A)、USB変換アダプター(Type-A→Type-C) |
| ASIOドライバー | 付属しない(音楽制作ソフトも付属なし) |
| カラー | ブラック、ホワイト(AT-UMX3 WH・公式オンラインストア限定) |
🔍 この商品の最大の特徴は?
AT-UMX3のいちばんの特徴は、配信に必要な操作が本体の物理ボタンとつまみだけで完結することなんです。
マイクの音量、LINE入力(ギター・キーボード)の音量、PCやスマホから流す音の音量が、それぞれ独立したつまみになっています。
さらに、マイクミュート、モニターミュート、ループバックのON/OFFを、ボタンやスイッチ1つで切り替えられます。
専用アプリを開いて設定する必要がありません。
ちなみに、仕様を読んでいて意外だったのが「マイクモニターミュート」です。
配信には声を流したまま、ヘッドホンからだけ自分の声を消せる機能なんです。
ゲーム中に自分の声が耳ざわりな人には、地味にうれしいポイントだと感じました。
📘 用語メモ:ループバックとは?
ひとことで:パソコンやスマホで流している音(BGMやゲームの音)を、マイクの声と一緒に配信用の音として送り返す機能です。
数字の目安:数値ではなく「あり/なし」で比べる機能です。配信でBGMと声を1つの音声として流したいときに使います。
この商品だと:本体のスイッチ1つでON/OFFできます。ただし、送り返す音は「全部まとめて1つ」なので、ゲーム音と声を別々に送る振り分けはできません。
→ 仕組みと失敗の対策は「ループバックとは?図解で解説」で詳しくまとめています。
もう1つの特徴が、マイクメーカーならではの音づくりです。
公式によると、AT2020をはじめとする自社マイクを基準に、設計と音質の評価を行っているそうです。
ノイズを抑えるために、特殊なフィルター回路と金属板のシールドも入れています。
マイク端子には、ノイトリック社製のコンボジャックを採用しています。
📘 用語メモ:ファンタム電源(+48V)とは?
ひとことで:コンデンサーマイクを動かすための電気を、マイクケーブル経由で送る仕組みです。
数字の目安:一般的なのは+48Vです。コンデンサーマイクは基本的に必要、ダイナミックマイクは不要です。
この商品だと:スイッチで+48VのON/OFFを切り替えます。取扱説明書には、対応していないマイクでONにすると破損する場合がある、と注意書きがあります。
AT-UMX3に何をつなげるのかを、図にまとめました。

マイクと楽器を1つずつつないで、USB-Cケーブル1本でPCやスマホへ送る形です。
スマホやタブレットで使うときだけ、USB電源アダプターが別に必要になる点を覚えておきましょう。
📏 買う前に確認したい相性・接続
オーディオインターフェース選びで後悔しやすいのは、「つなぎたい機器」と「使いたい機能」が合っていないケースです。
AT-UMX3で確認しておきたいのは次の4つです。
ここは注意しておきたいところです。
ヘッドホン端子は3.5mmミニジャックなので、6.3mm標準プラグのヘッドホンには変換プラグが必要です。
公式の仕様に書かれている音の出口は、ヘッドホン出力とUSB出力の2つです。
スマホやタブレットで使うときは、市販のUSB電源アダプターを別に用意します。
🏆 AT-UMX3の強み
- 操作が分かりやすい:入力ごとに独立したつまみがあり、ミュートやループバックもボタンとスイッチで切り替えられます。アプリを開かずに操作できます。
- 小さくて軽い:幅127×奥行131×高さ44mm、334gです。端子が背面にまとまっているので、机の上をすっきり使えます。
- マイクメーカーの音づくり:AT2020などの自社マイクを基準に設計され、最大192kHz/24bitに対応します。フィルター回路と金属板のシールドでノイズ対策もしています。
- つなげる機器が多い:専用ドライバーなしで、Windows・Mac・iPhone・iPad・Androidにつなげます。ギターやキーボードも入力できます。
仕様を読み込んでいて印象的だったのは、機能を足すよりも「迷わず使えること」を優先した作りになっている点です。
逆に言うと、次に紹介する「機能の範囲」が合うかどうかが、選ぶときの分かれ目なんです。
⚠️ 購入前に確認したい注意点
- 本体にエフェクトがない:公式の仕様に、エコー・リバーブ・EQなどのエフェクトは載っていません。
→ 歌配信で本体だけでエコーをかけたいなら、DSPエフェクトを積んだヤマハAG03MK2が候補になります。 - 音の振り分けができない:ループバックは音をまとめて1つにして送る仕組みで、出力もヘッドホン(3.5mm)が中心です。
→ ゲーム音とボイスチャットを別々に調整したいゲーマーは、ヤマハZG02を検討しましょう。 - ASIOドライバーが付属しない:公式に、ASIOドライバーや音楽制作ソフトは付属しないと書かれています。
→ 本格的な宅録・DTMが目的なら、専用ドライバーのあるオーディオインターフェースを選ぶほうが安心です。
📘 用語メモ:ASIOとは?
ひとことで:Windowsで音の遅れ(レイテンシー)を小さくするための、音楽制作向けのドライバーの規格です。
数字の目安:録音しながらエフェクトをかけると、ASIOがない場合は音の遅れが大きくなり、演奏しづらくなることがあります。
この商品だと:AT-UMX3にはASIOドライバーが付属しません。配信や通話が中心なら大きな問題になりにくいですが、Windowsで作曲・宅録をしたい人には大事な判断材料です。
📊 ヤマハ・USBマイクとの比較
よく一緒に調べられているのが、ヤマハのAG03MK2とZG02です。
さらに、同じオーディオテクニカのUSBマイクという選択肢も比べてみました。
| 商品 | メーカー公式価格 | 本体エフェクト | 出力 | 向いている人 |
|---|---|---|---|---|
| AT-UMX3 | 21,780円 | なし | ヘッドホン(3.5mm) | シンプルに配信・通話を始めたい人 |
| ヤマハ AG03MK2 | オープン価格 | あり(COMP/EQ・リバーブ・アンプシミュレーター) | ヘッドホン(6.3mm/3.5mm)・モニター出力 | 歌配信・弾き語り、専用ドライバーも使いたい人 |
| ヤマハ ZG02 | オープン価格 | あり(ボイスチェンジャー・サラウンドなど) | ヘッドホン・スピーカー出力 | ゲーム音とボイスチャットを調整したい人 |
| AT2020USB-X(USBマイク) | Amazonで確認 | — | マイク本体にヘッドホン端子(3.5mm) | 声を届けられれば十分な人 |
※メーカー公式価格は2026年10月7日に各メーカー公式サイトで確認したものです。ヤマハ製品の仕様はヤマハ公式サイトを参照しました。
こうして比べてみると、ヤマハの2機種は本体でできることが多いのが分かります。
AG03MK2は幅126×奥行201mm・0.8kgで、AT-UMX3より大きく重い本体です。
つまり、コンパクトさとシンプルさを取るならAT-UMX3、機能を取るならヤマハという関係です。
ちなみに、AT-UMX3を使うには、XLRマイクとマイクケーブルも別にそろえる必要があります。
話すだけが目的なら、USBマイクのAT2020USB-Xを1本買うほうが、そろえる機材は少なくて済むんです。
AT2020USB-Xは、マイク本体にヘッドホン端子とミュート、PCの音とのバランスを変えるダイヤルが付いています。
ミキサーを買う意味が出てくるのは、ギターやキーボードもつなぎたい、将来XLRマイクを買い替えたい、スマホ配信で使いたい、といった場合です。
⚙️ 購入後のおすすめ設定・使いこなし
取扱説明書で確認できた、最初に押さえておきたいポイントです。
💡 こんな人におすすめ・向いていない人
🛒 お得に買う方法・最新価格
オーディオテクニカ公式サイトでの価格は21,780円(税込)です(2026年10月7日確認)。
Amazonでの価格はセールなどで変わるため、下のリンク先で最新の価格を確認してください。
ホワイトモデル(AT-UMX3 WH)は、公式オンラインストア限定のカラーです。
マイクやケーブルもまとめてそろえたい人は、セット商品の内容と、単品でそろえた場合を比べてみてください。
🔗 あわせて読みたい
❓ よくある質問
Q. ヘッドホンから音が聞こえないのはなぜ?
Q. iPhoneやAndroidで使える?
Q. スピーカーをつなげる?
Q. AG03MK2とどっちがいい?
Q. ダイナミックマイクでも使える?
※仕様・メーカー公式価格は2026年10月7日時点の情報です(2026年10月23日に図解を追加)。本記事はオーディオテクニカ公式サイトなどの公開情報を参考にまとめており、実機検証は行っていません。
🏁 まとめ
結局、AT-UMX3は「必要な機能だけを、迷わず使える」ことに価値があるミキサーです。
エフェクトや細かい音の振り分けはできませんが、そのぶん操作がシンプルで、PCやスマホにつなぐだけで配信を始められます。
この商品がおすすめ:XLRマイクで雑談配信・通話・弾き語り配信をシンプルに始めたい人、スマホ配信もしたい人
別の商品を検討:本体でエコーやEQを使いたいならAG03MK2、ゲーム音とチャットを分けたいならZG02、DTM中心ならMOTU M2、話すだけならAT2020USB-X


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