
「ヤマハ ZG02って、配信にもゲームにも本当に使える?」
結論からお伝えすると、ボイスチャットをしながらゲームをする人と、これからゲーム配信を始めたい人の両方に向いた1台です。
ゲーム音・自分の声・仲間の声の3つを手元のノブで分けて調整でき、PCには「通話用」と「配信用」の2つの音声を別々に送れます。
一方で、入力は実質マイク1本+USB機器2台までなので、楽器や3台目のゲーム機もつなぎたい人は購入前に確認しておきたいポイントです。
この記事では、ヤマハ公式の仕様とユーザーガイドをもとに、買うべき人・別の機種を選ぶべき人まで整理します。
はじめに
ボイスチャットで「ゲームの音がうるさくて仲間の声が聞こえない」「自分の声が小さいと言われる」という悩みは、ゲーマーならよくある話です。
さらに配信を始めると、「視聴者にはゲーム音も流したいけど、通話相手には自分の声だけを送りたい」という、ちょっとややこしい問題も出てきます。
ヤマハのZG02は、まさにこの2つの悩みをまとめて片づけるために作られたゲーム・配信用のオーディオミキサーなんです。
この記事を読み終えるころには、「自分の機材と使い方でZG02を選んで後悔しないか」を判断できる状態を目指します。
📌 ヤマハ ZG02の基本スペック
| メーカー公式価格 | オープン価格 ※2026年10月7日確認。Amazonでの価格はリンク先でご確認ください |
|---|---|
| 発売 | 2024年1月 |
| マイク入力 | XLR/TRSコンボ×1(+48Vファンタム電源対応)、3.5mmミニ×1(ヘッドセットマイク用) ※同時には使えない |
| 出力 | ヘッドホン3.5mm×1、スピーカー用ステレオミニ×1 |
| USB | Type-C×2(PC用・ゲーム機用) |
| 音質 | PC接続時は最大48kHz/24bit、ゲーム機接続時は最大48kHz/16bit |
| 対応機器 | PC(Windows/Mac)、PS5、PS4、Nintendo Switch |
| 電源 | USBから給電(5V・900mA)、消費電力は最大4.5W |
| サイズ・重量 | 幅162×高さ61×奥行113mm、0.6kg |
| 付属品 | USB 2.0ケーブル(Type-A→Type-C、1.5m)×1、スタートガイドなど |
🔍 ZG02の最大の特徴は「配信とゲームで音を分けられること」
ZG02の核心は、手元の3つのノブと、PCに2つの音声を送れる専用ドライバーの組み合わせです。
ノブはそれぞれ「自分の声」「仲間(スクワッド)の声」「ゲーム音」に割り当てられていて、試合中でも手探りで音量バランスを変えられます。
ここはチェックしておきたい!
専用ドライバーを入れると、ZG02はPCから「Voice」と「Streaming」の2つのデバイスとして見えるようになります。
たとえばDiscordには自分の声だけを送り、OBSなどの配信ソフトにはゲーム音も含めた音を送る、という分け方ができるんです。
配信ソフト側で細かくルーティングを組まなくても、「通話用」と「視聴者用」の音が最初から分かれているのは、配信初心者にはかなり心強いポイントです。
足音などを聞き取りやすくするFOCUS MODE/EQ、仲間の声をゲーム音と重ならない位置に置く3D CHAT SPACE、ヘッドホン用のバーチャルサラウンド(ZG SURROUND)。
通話用と配信用の2系統のUSB音声、声やゲーム音のエフェクトを呼び出す3つのプリセットボタン、Stream Deck(Elgato製)との連携。
ミュートボタン、ヘッドホンとスピーカーのワンタッチ切り替え、ヤマハが用意した3段階のマイクゲイン設定。
📘 用語メモ:バーチャルサラウンドとは?
ひとことで:普通のステレオヘッドホンで、前後左右から音が鳴っているように聞かせる音響処理です。
数字の目安:「5.1ch」「7.1ch」のようなマルチチャンネルの音声を、左右2chのヘッドホン向けに変換します。
この商品だと:ゲームから届く音声がマルチチャンネルのときに、ヤマハ独自の「ViReal」技術で立体的に再現します。処理した音はそのまま配信にも乗るので、視聴者にも臨場感を届けられます。
📘 用語メモ:DSPエフェクトとは?
ひとことで:本体の中の専用チップで、声の音量をならしたり、音域のバランスを整えたり、響きを足したりする機能です。
数字の目安:数値ではなく「どのエフェクトが入っているか」で比べます。本体で処理するので、PCの負荷や遅れを気にしなくてよいのが強みです。
この商品だと:サラウンドやFOCUS MODE、ボイスチェンジャーなどをZG02本体で処理します。PS5やSwitchのボイスチャットのように、ソフト側でエフェクトをかけにくい場面でも声を加工できます。
🗺️ 音の流れを図で確認
ZG02のいちばん分かりにくいところは、「どの音が、誰に届くのか」です。
PCで配信するときの流れを、1枚の図にまとめました。

ポイントは、PCの中でZG02が「Voice」と「Streaming」の2つに分かれて見えることです。
通話アプリには「Voice」、配信ソフトには「Streaming」を選ぶ、という2か所の設定だけ覚えておけば迷いません。
この設定を逆にすると、通話相手にゲーム音まで聞こえてしまう原因になるので注意しましょう。
🆚 上位モデルZG01との違い
ZG02には、2022年6月に発売された上位モデルZG01があります。
いちばん大きな違いは、ZG01にあるHDMI端子がZG02にはないことです。
| 項目 | ZG01 | ZG02 | 違い |
|---|---|---|---|
| メーカー公式価格 | オープン価格 | オープン価格 | ZG02のほうが手ごろな位置づけ |
| ゲーム機との接続 | HDMI(入力2・パススルー出力1)、USB | USB Type-C | ZG02はHDMIなし |
| スマホ用の4極ミニ端子 | あり | なし | スマホの音を混ぜるならZG01 |
| サイズ | 幅195×高さ47.5×奥行110mm | 幅162×高さ61×奥行113mm | ZG02は幅が33mm小さい |
| 重量 | 0.8kg | 0.6kg | ZG02が0.2kg軽い |
| 付属のUSBケーブル | C to C、A to Cの2本 | A to Cの1本 | ZG02は1本だけ |
| サラウンド・FOCUS MODE・3D CHAT SPACE | あり | あり | 変化なし |
変わった点:HDMIとスマホ用の端子を省いて、小さく手ごろになりました。
ZG02の発表にあわせて、本体のノブで配信の音量を動かせるリンク機能と、Stream Deck連携も案内されています。
変わっていない点:サラウンドやFOCUS MODEなど、ZGシリーズの中心になる音の処理はそのまま引き継いでいます。
ZG01を選ぶ価値がある人:ゲーム機の音をHDMIから取り出したい人や、2台のゲーム機のHDMIをZG01で切り替えたい人です。
PCやPS5をUSBでつなぐ使い方なら、HDMIがないことで困る場面は少ないはずです。
📏 買う前に確認したい相性・接続
ミキサー選びで後悔しやすいのは、「手持ちのマイクやヘッドセットとの相性」です。
ZG02で確認しておきたいのは次の4つです。
📘 用語メモ:ファンタム電源(+48V)とは?
ひとことで:コンデンサーマイクを動かすための電気を、マイクケーブル(XLR)経由で送る仕組みです。
数字の目安:一般的なのは+48Vで、コンデンサーマイクは基本的に必要、ダイナミックマイクは不要です。
この商品だと:ZG02のXLR端子は+48Vに対応しているので、コンデンサーマイクも追加の機材なしで使えます。ファンタム電源に対応していないマイクをつなぐときはOFFにしておきましょう。
ちなみに、PS5やSwitchとPCの両方につなぐ場合は、USBケーブルがもう1本必要です(付属は1本)。
ユーザーガイドでは、Type-Cで3m未満のケーブルを使うよう案内されています。
電源はゲーム機用のUSB端子からも取れますが、足りないときはPC用の端子から給電する形です。
🔌 構成別のつなぎ方と、そろえる物
ZG02は、何につなぐかで必要なケーブルと設定が変わります。
| 構成 | つなぎ方 | そろえる物・注意 |
|---|---|---|
| PCだけ(PCゲーム+配信) | ZG02のPC用USB端子とPCをつなぐ | 付属のケーブル1本でOK。専用アプリ「Yamaha ZG Controller」を入れる |
| PC+PS5などのゲーム機 | PC用端子にPC、ゲーム機用端子にゲーム機 | USBケーブルがもう1本必要(Type-Cで3m未満) |
| ゲーム機だけ(PS5・PS4・Switch) | ゲーム機用端子にゲーム機 | 音質は最大48kHz/16bit。電源はゲーム機のUSBから取る |
| 4極プラグのヘッドセットを使う | マイクとヘッドホンを別々の端子へ | マイク用とヘッドホン用に分ける分岐ケーブルが必要 |
ちなみに、PC接続時は最大48kHz/24bit、ゲーム機接続時は最大48kHz/16bitと、音質の上限が変わります。
ボイスチャットやゲーム音を聞くぶんには気にしなくてよい差ですが、録音にも使いたい人は覚えておきましょう。
🏆 ヤマハ ZG02の強み
- 試合中でも手探りで音量バランスを変えられる
自分の声・仲間の声・ゲーム音の3つに、それぞれノブがあります。
画面を切り替えずに、「仲間の声が聞こえない」をその場で直せます。 - 配信の音分けで悩まずに済む
PCからは「Voice」と「Streaming」の2系統に見えます。
通話相手には声だけ、視聴者にはゲーム音も、と最初から送り分けられます。 - 声の質をXLRマイクで上げられる
+48Vのファンタム電源があり、コンデンサーマイクをそのまま使えます。
マイクのゲインは3段階から選ぶだけなので、細かい調整に迷いにくいです。 - PS5やSwitchのボイチャでも音を整えられる
ZG SURROUND、FOCUS MODE/EQ、3D CHAT SPACEを本体で処理します。
ソフトでエフェクトをかけにくいゲーム機でも、足音や仲間の声を聞き取りやすくできます。
⚠️ 購入前に確認したい注意点
- 楽器やスマホの音は混ぜられない
入力はマイク1系統とUSBで、外部入力(AUX)やHDMIの記載はありません。
→ 楽器やスマホの音も混ぜたい人は、スマホ用の端子とギター入力のあるヤマハ AG03MK2が候補になります。 - 4極プラグのヘッドセットはそのまま挿せない
マイクとヘッドホンの端子が分かれています。
→ マイク用とヘッドホン用に分ける分岐ケーブルを一緒に用意します。 - 付属のUSBケーブルは1本だけ
PCとゲーム機の両方につなぐには、ケーブルがもう1本いります。
→ Type-Cで3m未満のケーブルを選びましょう。
入力の少なさは、つなぎたい機材の数で評価が分かれるポイントです。
ただ、「PC+ゲーム機1台+マイク1本」という構成なら、ちょうど過不足のないサイズ感なんです。
📊 同じヤマハ・実在競合との比較
| 商品 | メーカー公式価格 | ゲーム向け機能 | 入力 | 向いている人 |
|---|---|---|---|---|
| ヤマハ ZG02 | オープン価格 | サラウンド・FOCUS MODE・3D CHAT SPACE | マイク1+USB(PC・ゲーム機) | ボイチャしながらゲーム・配信したい人 |
| ヤマハ ZG01 | オープン価格 | ZG02と同じ系統+HDMI | マイク1+HDMI2+USB+スマホ用4極 | HDMIでゲーム機の音を取りたい人 |
| ヤマハ AG03MK2 | オープン価格 | なし(配信・音楽向け) | マイク・ライン/ギター・スマホ用4極・USB | 楽器や外部機器も混ぜたい人 |
| オーディオテクニカ AT-UMX3 | 21,780円(公式ストア) | なし(配信・録音向け) | マイク・ギター・キーボード・USB | PCやスマホで配信・録音したい人 |
ヤマハの3機種はメーカー公式ではオープン価格なので、金額はAmazonのリンク先で見比べてください。
こうして並べると、ゲーム用の音の処理が入っているのはZGシリーズだけということが分かります。
配信専用ならAG03MK2やAT-UMX3でも十分ですが、「ゲーム向けの機能」と「配信のしやすさ」を1台で両立したいならZG02が一番近い答えです。
⚙️ 購入後のおすすめ設定・使いこなし
🛠️ 困ったときの早見表:どこを触ればいい?
ZG02はボタンやノブが多いので、困ったときに触る場所を表にしておきます。
| 困っていること | まず確認・操作するところ |
|---|---|
| ゲーム音で仲間の声が聞こえない | 「仲間の声」のノブを上げるか、「ゲーム音」のノブを下げる |
| 仲間の声とゲーム音が重なって聞き取りにくい | 3D CHAT SPACEで、仲間の声の位置をゲーム音からずらす |
| 足音が聞き取りにくい | FOCUS MODE/EQを使う |
| 自分の声が小さいと言われる | マイクゲインの3段階を見直す。コンデンサーマイクなら+48VがONか確認 |
| 通話相手にゲーム音まで聞こえている | 通話アプリのマイク(入力デバイス)が「Voice」になっているか確認 |
| 配信にゲーム音が乗らない | 配信ソフトの音声入力が「Streaming」になっているか確認 |
| 配信中の音量を手元で変えたい | リンク機能をONにする(本体のノブで配信の音量を動かせる) |
| ヘッドセットのマイクが反応しない | 4極プラグなら分岐ケーブルを使い、マイク側を3.5mmのマイク端子へ |
結局、トラブルの多くは「どのアプリで、ZG02のどのデバイスを選んでいるか」で決まります。
上の図解とあわせて、最初に一度だけ設定を見直しておくと安心です。
💡 こんな人におすすめ・向いていない人
🛒 お得に買う方法・最新価格
ZG02は、メーカー公式ではオープン価格です(2026年10月7日確認)。
決まった定価はなく、販売店ごとに価格が変わります。
Amazonでの価格はセールなどで変わるため、下のリンク先で最新の価格を確認してください。
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❓ よくある質問
Q. 通話相手にゲーム音が聞こえてしまいます。
Q. ZG02はPS5やSwitchでも使えますか?
Q. ワイヤレスイヤホンやBluetoothヘッドホンは使えますか?
Q. ZG01とZG02、どちらを選べばいいですか?
Q. ZG02に合うマイクはどれですか?
Q. 専用アプリは必要ですか?
※仕様・メーカー公式価格は2026年10月7日時点の情報です(2026年10月23日に解説と図解を追加)。本記事はヤマハ公式サイトなどの公開情報を参考にまとめており、実機検証は行っていません。
🏁 まとめ:ZG02は配信にもゲームにも向く「1台で音が整う」ミキサー
結局、ZG02の強みは「ゲームで聞きたい音」と「相手や視聴者に届ける音」を、手元のノブと2系統のUSBで分けて扱えることです。
この商品がおすすめ:ボイスチャットをしながら対戦ゲームを遊ぶ人と、これからゲーム配信を始めたい人。
別の商品を検討:楽器や外部機器もまとめたい人はAG03MK2、HDMIでゲーム機の音を取り出したい人はZG01。
「PC+ゲーム機+マイク1本」の構成なら、ゲーマーにも配信者にも過不足のない1台ですね。


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