
「BRIDGE CAST ONEって、小さいけど配信にちゃんと使えるの?」
結論からお伝えすると、PCでゲームや配信をしていて、マイク1本とヘッドホンをつなぐだけの人には、ちょうどいい1台です。
上位のBRIDGE CASTと同じ2系統のミックスと最大75dBのマイクゲインを、半分の幅の本体に収めています。
一方で、設定はPCのアプリが前提で、PS5やSwitchではできることが減る点は、購入前に確認しておきたいポイントです。
この記事では、Roland公式の仕様とサポート情報をもとに、BRIDGE CASTとの違いまで整理します。
はじめに
Rolandの「BRIDGE CAST」シリーズは、ゲーム配信向けに作られたオーディオミキサーです。
その中でいちばん小さいのが、2024年10月に発売された「BRIDGE CAST ONE」です。
ただ、小型モデルと聞くと「機能が削られているのでは?」と気になりますよね。
実は、音を処理する中身はほとんど同じで、違うのは主に「つまみの数」と「つなげる機器」なんです。
この記事では、上位のRoland BRIDGE CASTと何が同じで何が違うのかを、表で整理しました。
読み終えるころには、「ONEで足りるか、上位モデルにするか」を判断できるはずです。
📌 Roland BRIDGE CAST ONEの基本スペック
| メーカー公式価格 | オープン価格 ※2026年10月7日確認。Amazonでの価格はリンク先でご確認ください |
|---|---|
| 発売 | 2024年10月 |
| ミックスバス | 2系統(STREAM MIX・PERSONAL MIX) |
| マイク入力 | XLR×1(48Vファンタム電源対応、最大75dBのゲイン) |
| その他の入出力 | ヘッドセット(ステレオミニ、CTIA)、AUX(ステレオミニ、4極)、ライン出力(ステレオミニ) |
| USB | USB Type-C×1(バスパワー駆動) |
| 音質 | AD/DA 24ビット、内部処理32ビット浮動小数点、最大96kHz(Windows) |
| マイク用エフェクト | ボイスチェンジャー、ノイズサプレッサー、コンプレッサー、EQ、ディエッサー、リバーブ、ローカット |
| ゲーム用機能 | GAME EQプリセット5種類、5.1ch/7.1chバーチャルサラウンド(PC・Mac) |
| 対応機器 | Windows 10/11、macOS 12以上、PS5、Nintendo Switch |
| 電源 | USBバスパワー(5V・900mA以上を出せるUSB端子) |
| サイズ・重量 | 幅111×奥行109×高さ56mm、275g |
| 付属品 | USB 2.0 Type-C to Type-Cケーブル(2m) |
🔍 この商品の最大の特徴は「上位モデルの中身を、手のひらサイズに収めたこと」
BRIDGE CAST ONEのいちばんの強みは、小さくても音づくりの機能を削っていないことです。
配信用の「STREAM MIX」と自分用の「PERSONAL MIX」を別々に作れる2系統のミックスは、上位モデルと同じです。
たとえば、自分のヘッドホンにはゲーム音を大きめに、配信には声を聞き取りやすいバランスで流す、という使い分けができます。
📘 用語メモ:ミックスバスとは?
ひとことで:複数の音(声・ゲーム音・ボイチャ・BGMなど)を混ぜ合わせて、1つの音声として送り出す「通り道」のことです。
数字の目安:1系統なら「聞く音=配信の音」、2系統なら「自分が聞く音」と「配信に乗せる音」を別々のバランスで作れます。
この商品だと:2系統です。シリーズでいちばん小さいモデルでも、ここは上位モデルと変わりません。
ここはチェックしておきたい!
マイクのゲインは最大75dBで、音が小さくなりがちなダイナミックマイクもそのままつなげます。
48Vのファンタム電源にも対応しているので、コンデンサーマイクも使えます。
声を整えるエフェクトは、ノイズサプレッサーからリバーブまで7種類そろっています。
個人的には、このサイズでマイクまわりを削っていないのが、いちばんの魅力だと感じました。
📘 用語メモ:DSPエフェクトとは?
ひとことで:本体の中の専用チップで、声の音量をならしたり、音域のバランスを整えたり、響きを足したりする機能です。
数字の目安:数値ではなく「どのエフェクトが入っているか」で比べます。本体で処理するので、PCの負荷や遅れを気にしなくてよいのが強みです。
この商品だと:7種類が入っています。Discordの通話のように、ソフト側で声を加工しにくい場面でも、整えた声をそのまま送れます。
🆚 上位モデル「BRIDGE CAST」との違い
公式の仕様を並べると、違いは「大きさ」「操作のしかた」「つなげる機器」の3つに絞れます。
| 項目 | BRIDGE CAST | BRIDGE CAST ONE | 違い |
|---|---|---|---|
| メーカー公式価格 | オープン価格 | オープン価格 | ONEのほうが手ごろな位置づけ |
| サイズ | 幅222×奥行110×高さ70mm | 幅111×奥行109×高さ56mm | 幅が半分 |
| 重量 | 450g | 275g | 175g軽い |
| 音量の操作 | 4つのつまみ | 大きなダイヤル1つ(押して切り替え) | 同時に触れる数が違う |
| USB端子 | Type-C×1+給電用のType-C端子 | Type-C×1(バスパワー) | どちらもPCとはケーブル1本 |
| スマホ・タブレットのUSB接続 | iOS 15以上に対応 | 動作保証なし(AUX端子でつなぐ) | モバイル配信は上位モデル向き |
| 付属ケーブル | Type-C to C、Type-A to C(各2m) | Type-C to C(2m) | ONEは1本だけ |
| ミックスバス | 2系統 | 2系統 | 同じ |
| マイク入力 | XLR×1、48V、75dBまで | XLR×1、48V、最大75dB | 同じ |
| マイク用エフェクト | 7種類 | 7種類 | 同じ |
同じ点:2系統のミックス、マイクのゲインとエフェクト、GAME EQ、BGM CASTといった音の機能です。
違う点:ONEは音量のつまみが1つで、ダイヤルを押してMIC・CHAT・GAMEを切り替えます。
配信中にゲーム音とチャット音を同時に動かしたい人には、つまみが並ぶ上位モデルのほうが向いています。
実は、アプリでダイヤルの設定を変えると、CHATとGAMEの音量を一緒に動かすこともできるんです。
ONEで足りる人:マイク1本とヘッドホンをつなぎ、音のバランスは最初に決めておく人です。
BRIDGE CAST ONEに何をつなげるのかを、図にまとめました。

USB Type-Cケーブル1本で、PCだけでなくPS5やSwitchにもつなげます。
電源はUSBバスパワーなので、5V・900mA以上を出せる端子につなぎましょう。
📏 買う前に確認したい相性・接続
この商品で後悔しやすいのは、音質よりも「自分の機器でやりたいことができない」パターンです。
📘 用語メモ:バーチャルサラウンドとは?
ひとことで:普通のステレオヘッドホンで、前後左右から音が鳴っているように聞かせる音響処理です。
数字の目安:5.1chや7.1chの音声を、左右2chのヘッドホン向けに変換します。元のゲームの音がマルチチャンネルでないと、効果は限られます。
この商品だと:PC・MacとUSBでつないだときに5.1ch/7.1chに対応します。PS5とSwitchでは動かないので、ゲーム機が中心の人は期待しすぎないほうが安心です。
🏆 BRIDGE CAST ONEの強み
- PCの音をアプリごとに振り分けられる:PCからはCHAT・GAME・MUSIC・SYSTEMの4つの出力先として見えます。ゲーム音・通話・音楽を別々の音として扱えます。
- 小さくても2系統のミックス:幅111mm・275gの本体で、配信用と自分用のミックスを別々に作れます。
- マイクまわりが強い:最大75dBのゲインと48Vのファンタム電源があり、ダイナミックマイクにもコンデンサーマイクにも対応します。
- ケーブル1本で動く:USBバスパワーなので、電源アダプターがいりません。大きなダイヤルで音量をさっと変えられます。
⚠️ 購入前に確認したい注意点
- 細かい設定はアプリが前提:マイクの設定やエフェクト、EQはBRIDGE CAST Appで行います。
→ まずはマイクの種類とゲインだけを決め、エフェクトは後から1つずつ足すと迷いにくいです。 - つまみは1つだけ:ダイヤルを押して対象を切り替える形なので、複数の音を同時には動かしにくいです。
→ 手元で細かく動かしたい人は、つまみが4つ並ぶ上位のBRIDGE CASTが候補です。 - ゲーム機が中心の人には向かない:CONSOLE設定ではUSBの音声が1系統になり、バーチャルサラウンドも使えません。
→ PS5やSwitchが中心なら、ゲーム機用のUSB端子を持つヤマハ ZG02が候補になります。
ちなみに、どれも故障ではなく仕様なので、買う前に知っておけば避けられるものばかりです。
📊 同シリーズ・実在競合との比較
| 商品 | メーカー公式価格 | 特徴 | 向いている人 |
|---|---|---|---|
| BRIDGE CAST ONE | オープン価格 | 2系統ミックス、最大75dBゲイン、幅111mm | PCで、マイク1本とヘッドホンを使う人 |
| Roland BRIDGE CAST | オープン価格 | 4つのつまみ、iOS対応 | 配信中に手元で音量を細かく動かしたい人 |
| Roland BRIDGE CAST X | オープン価格 | ビデオキャプチャー内蔵、USB-C×2 | ゲーム機の映像も1台で配信したい人 |
| ヤマハ ZG02 | オープン価格 | PC用とゲーム機用のUSB、ゲーム向けサラウンド・EQ | PS5やSwitchとPCを行き来する人 |
4機種ともメーカー公式ではオープン価格なので、金額はAmazonのリンク先で見比べてください。
こうして並べると、BRIDGE CAST ONEとZG02は、どちらも各シリーズの小型モデルです。
結局、XLRマイクの音づくりと配信のミックスを重視するならONE、ゲーム機とのつなぎやすさを重視するならZG02、という分け方が分かりやすいと判断しました。
⚙️ 購入後のおすすめ設定・使いこなし
💡 こんな人におすすめ・向いていない人
🛒 お得に買う方法・最新価格
BRIDGE CAST ONEは、メーカー公式ではオープン価格です(2026年10月7日確認)。
そのため、決まった定価はなく、販売店ごとに価格が変わります。
Amazonでの価格はセールなどで変わるため、下のリンク先で最新の価格を確認してください。
🔗 あわせて読みたい
❓ よくある質問
Q. BRIDGE CASTとの違いは何ですか?
Q. PS5で使えますか?
Q. Nintendo Switchでも使えますか?
Q. ダイナミックマイクでも音量は足りますか?
Q. 電源アダプターは必要ですか?
※仕様・メーカー公式価格は2026年10月7日時点の情報です(2026年10月23日に図解を追加)。本記事はRoland公式サイトなどの公開情報を参考にまとめており、実機検証は行っていません。
🏁 まとめ:BRIDGE CAST ONEは「PCで使うなら十分すぎる小型モデル」
結局、BRIDGE CAST ONEの価値は、上位モデルと同じ音の機能を、半分の幅の本体で使えることです。
この商品がおすすめ:PCでゲームや配信をしていて、マイク1本とヘッドホンをつなぐ人。
別の商品を検討:手元のつまみで細かく操作したいならRoland BRIDGE CAST、ゲーム機が中心ならヤマハ ZG02。
設定に少し時間はかかりますが、一度決めてしまえば机の上がすっきりする1台ですね。


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