
「AT2035とAT2020、どっちを買えばいいの?差額を払う価値はある?」
結論からお伝えすると、エアコンの音や部屋の雑音に悩みたくない人なら、AT2020より7,260円足してAT2035を選ぶ価値があるマイクです。
オーディオテクニカの公式サイトでは、自宅録音や動画配信のために設計された「20シリーズ」のスタンダードモデルと紹介されています。
AT2020にはない、80Hzのローカットと−10dBのパッドのスイッチ、専用のショックマウントが付いているのが大きな違いです。
一方で、オーディオインターフェースとファンタム電源が必要なことと、コンデンサーマイクなので打鍵音や生活音も拾いやすいことは、購入前に知っておきたいポイントです。
この記事では、オーディオテクニカ公式の仕様をもとに、AT2035の強み・注意点と、AT2020・AT4040・AT2040との違いを整理します。
はじめに
AT2035は、オーディオテクニカの20シリーズに入る、XLR接続のコンデンサーマイクです。
同じシリーズの定番AT2020とは公式価格で1万円以内の差なので、どちらにするか迷う人が多いモデルなんです。
検索でも「AT2035 AT2020 比較」「AT2035 ローカット」「AT2035 こもる」「AT2035 使い方」がよく調べられています。
この記事を読み終えるころには、「AT2020ではなくAT2035を選ぶべきか」を判断できるはずです。
📌 オーディオテクニカ AT2035の基本スペック
| メーカー公式価格 | オープン価格(公式オンラインストア価格 21,780円・税込) ※2026年10月18日確認。Amazonでの価格はリンク先でご確認ください |
|---|---|
| 型式 | バックエレクトレットコンデンサー型 |
| 指向特性 | 単一指向性 |
| 周波数特性 | 20〜20,000Hz |
| 感度 | −33dB(0dB=1V/1Pa、1kHz) |
| 最大入力音圧レベル | 148dB SPL(1kHz、THD1%)、158dB SPL(パッドON時・海外公式サイト) |
| ノイズ | 12dB SPL(海外公式サイト) |
| SN比 | 82dB以上(1kHz、1Pa) |
| スイッチ | ローカット(80Hz、12dB/oct)、パッド(−10dB) |
| 出力インピーダンス | 120Ω平衡 |
| 電源 | ファンタム電源 DC11〜52V、消費電流3.8mA |
| 接続 | 3ピンXLR-Mタイプ(海外公式サイト) |
| サイズ・質量 | 長さ170.0mm、本体最大径52.0mm(海外公式サイト)、403g |
| 付属品 | 専用ショックマウント、マイクポーチ ※海外公式サイトでは変換ネジアダプターも付属と記載 |
🔍 この商品の最大の特徴は「AT2020より静かで、雑音対策のスイッチ付き」
AT2035のいちばんの特徴は、AT2020と近い価格帯のまま、マイク自身が出すノイズがぐっと少ないことです。
海外の公式サイトでは、ノイズは12dB SPLです。
同じ20シリーズのAT2020(20dB SPL)より8dB低く、実は上位の40シリーズAT4040と同じ数値なんです。
SN比も82dB以上で、AT2020(74dB)を上回ります。
夜に小さめの声で話す雑談配信や、ささやくようなナレーションでも、「サー」という音が目立ちにくい設計です。
ここはチェックしておきたい!
公式サイトでは、低ノイズでスムーズかつナチュラルな音質を生み出す「ダブルウェーブダイアフラム」を採用したと紹介されています。
📘 用語メモ:ノイズ(セルフノイズ)とSN比とは?
ひとことで:ノイズはマイク自身が出す「サー」という小さな雑音、SN比は声とその雑音の差です。
数字の目安:ノイズは小さいほど、SN比は大きいほど静かです。同じメーカーのAT2020は、ノイズ20dB SPL・SN比74dBです。
この商品だと:AT2035はノイズ12dB SPL、SN比82dB以上です。小さな声で話すときほど、差が出やすい数値です。
🎛️ 本体の2つのスイッチで何ができる?
AT2035には、本体にローカットフィルターとパッドの2つのスイッチがあります。
どちらもAT2020にはない機能です。
ローカットは、80Hzより低い音を弱める機能です。
公式サイトでも、エアコンの騒音などを低減するスイッチと紹介されています。
夏や冬にエアコンをつけたまま配信しても、「ゴー」という低いうなりを声に混ぜにくくなります。
パッドは、マイクに入る音を10dB下げる機能です。
大きな声で歌うときや、ギターアンプの前に置くときなど、音が割れそうな場面で使います。
📘 用語メモ:ローカット(ハイパスフィルター)とは?
ひとことで:決めた高さより低い音を弱めて、低い雑音を減らす機能です。
数字の目安:話す声や歌では、80Hz前後から下を弱めても声への影響は小さめです。12dB/octは、そこから1オクターブ下がるごとに12dBずつ弱まるという意味です。
この商品だと:AT2035は本体のスイッチで80Hzのローカットを使えます。オーディオインターフェースや配信ソフトにローカットがなくても、マイク側で対処できます。
2つのスイッチが、どんな音に効くのかを図にまとめました。

ローカットは「低すぎる音」、パッドは「大きすぎる音」に効く、と覚えておくと迷いません。
どちらも、普段の配信ではOFFのままで大丈夫です。
📏 買う前に確認したい相性・設置
AT2035で後悔しやすいのは、「マイクだけ買えばPCで使える」と思っていたパターンです。
📘 用語メモ:ファンタム電源(+48V)とは?
ひとことで:コンデンサーマイクを動かすための電気を、マイクケーブル(XLR)経由で送る仕組みです。
数字の目安:一般的なのは+48Vです。コンデンサーマイクは基本的に必要で、ダイナミックマイクは不要です。
この商品だと:AT2035はDC11〜52V・3.8mAで動きます。オーディオインターフェースの「+48V」をオンにしてから使います。
🏆 オーディオテクニカ AT2035の強み
- 小さな声でも「サー」が目立ちにくい
ノイズは12dB SPLで、AT2020より8dB低い数値です。
夜の小声トークやナレーションでも、声をすっきり残しやすくなります。 - エアコンをつけたままでも配信しやすい
80Hzのローカットを本体のスイッチで使えます。
低いうなりを、ソフトの設定に頼らずに抑えやすくなります。 - 大きな声や楽器でも割れにくい
最大入力音圧レベルは148dB SPLで、パッドを使えばさらに余裕ができます。
歌ってみたや弾き語りまで、1本で対応しやすいです。 - 机の振動を拾いにくい置き方ができる
専用設計のショックマウントが付属します。
打鍵やマウス操作の振動が、マイクに伝わりにくくなります。
⚠️ 購入前に確認したい注意点
- マイク単体ではPCにつなげない
オーディオインターフェースとXLRケーブルが必要です。
→ USB1本で済ませたいなら、同じ価格のAT2020USB-Xも比べましょう。 - 打鍵音や生活音も拾いやすい
コンデンサーマイクなので、部屋の音にも敏感です。
→ 生活音の多い部屋なら、ダイナミックのAT2040も候補です。 - ポップフィルターは別売
付属するのはショックマウントとポーチです。
→ 歌や近くで話す使い方なら、ポップフィルターを合わせて用意しましょう。
📊 AT2020・AT4040・AT2040との比較
AT2035と一番比べられるのは、同じ20シリーズのAT2020です。上位のAT4040と、ダイナミックのAT2040も並べました。
| 商品 | メーカー公式価格 | ノイズ・SN比 | スイッチ・付属 | 向いている人 |
|---|---|---|---|---|
| オーディオテクニカ AT2035 | 21,780円 | 12dB SPL、82dB以上 | ローカット・パッド、ショックマウント付属 | 雑音対策もしながら、1本で歌も配信もしたい人 |
| オーディオテクニカ AT2020 | 14,520円 | 20dB SPL、74dB | スイッチなし、スタンドマウント付属 | できるだけ安くXLRコンデンサーを始めたい人 |
| オーディオテクニカ AT4040 | 43,560円 | 12dB SPL、82dB | ローカット・パッド、ショックマウント付属、トランスレス | 40シリーズの上位モデルで録りたい人 |
| オーディオテクニカ AT2040 | 14,520円 | ダイナミック型(ファンタム電源不要) | ショックマウント・ポップフィルター内蔵 | 生活音の多い部屋で、話す声を録りたい人 |
※価格はオーディオテクニカ公式オンラインストアの税込価格です。AT2035・AT2020・AT4040は2026年10月18日、AT2040は2026年10月12日に確認しました。
AT2020との差額は7,260円です。
その差は、ノイズの少なさ、ローカットとパッドのスイッチ、ショックマウントの付属に表れています。
AT4040とはノイズ・SN比の公式数値が同じで、価格はAT2035のほうが21,780円安いです。
結局、とにかく安く始めたいならAT2020、雑音対策もしながら長く使いたいならAT2035、という選び方が分かりやすいです。
🎮 USBマイクとの違い
同じ価格帯で迷いやすいのが、USB接続のコンデンサーマイクオーディオテクニカ AT2020USB-Xです。公式オンラインストア価格は、AT2035と同じ21,780円(税込)です(2026年10月18日確認)。
| 商品 | つなぎ方 | 必要なもの | 向いている人 |
|---|---|---|---|
| AT2035(XLR) | オーディオインターフェース経由 | オーディオインターフェース、XLRケーブル | あとからマイクや機材を入れ替えて、音を育てたい人 |
| AT2020USB-X(USB) | PCのUSB Type-Cに直接 | 本体だけ(ヘッドホン端子・ミュートセンサー内蔵) | 機材を増やさず、すぐ配信を始めたい人 |
ちなみに、AT2035はオーディオインターフェースの分だけ予算が増えます。
そのかわり、インターフェースのつまみで音量を調整でき、将来ほかのXLRマイクに替えるときも機材をそのまま使えます。
⚙️ 購入後のおすすめ設定・使いこなし
💡 こんな人におすすめ・向いていない人
🛒 お得に買う方法・最新価格
オーディオテクニカの公式サイトでは、AT2035はオープン価格で、公式オンラインストア価格は21,780円(税込)です(2026年10月18日確認)。
Amazonでの価格は変わるため、下のリンク先で最新の価格を確認してください。
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❓ よくある質問
Q. AT2035とAT2020の違いは?
Q. AT2035はPCに直接つなげますか?
Q. AT2035の声がこもる・小さいのはなぜ?
Q. ローカットは常にONでいいですか?
Q. AT2035の付属品は?
※仕様・メーカー公式価格は2026年10月18日時点の情報です(2026年10月23日に図解を追加)。本記事はオーディオテクニカ公式サイト(日本・海外)などの公開情報を参考にまとめており、実機検証は行っていません。
🏁 まとめ:AT2035は「AT2020より一歩上」を手ごろに狙えるコンデンサーマイク
結局、AT2035の価値は、AT2020に近い価格で、ノイズの少なさと雑音対策のスイッチが手に入ることです。
この商品がおすすめ:エアコンや机の振動に悩まず、歌も配信も1本でこなしたい人。
別の商品を検討:とにかく安く始めたいならAT2020、PCに直接つなぎたいならAT2020USB-X、生活音を抑えたいならAT2040。
買う前に、+48V対応のオーディオインターフェースとポップフィルターを用意するかだけ決めておけば、安心して始められそうですね。


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