
「USBマイクから卒業して、XLRのコンデンサーマイクにしたい。でも種類が多くて、どれを選べばいいか分からない…」
結論からお伝えすると、XLRコンデンサーマイクは「何を録るか」と「どんな部屋で録るか」で選ぶと失敗しにくくなります。
・いちばん手ごろに始めるなら:AKG P120
・迷ったら定番を選ぶなら:オーディオテクニカ AT2020
・夜の小声配信やナレーションなら:オーディオテクニカ AT2035
・2人で収録するなら:オーディオテクニカ AT2050
ただし、XLRマイクはマイクだけではPCにつなげません。+48Vのファンタム電源に対応したオーディオインターフェースとXLRケーブルが別に必要です。
この記事では、メーカー公式の仕様をもとに、8機種の強み・注意点と、どんな人に合うかを整理します。
はじめに
XLRのコンデンサーマイクは、配信や歌ってみたの音を一段よくしたい人に人気のマイクです。
ところが、同じXLRコンデンサーマイクでも、ノイズの少なさや本体のスイッチ、付属品は機種ごとにかなり違います。
この記事では、スグヨミっ!で個別に調べてきた8機種を、同じ見方で並べました。
読み終えるころには、「自分の使い方に合う1本」を2〜3本にしぼれるはずです。
🎯 まず結論:目的別のおすすめ
📊 8機種の比較表
※スマホでは表を左右にスクロールしてご確認いただけます。
| 商品 | ノイズ | 最大音圧 | 本体スイッチ | 防振・ポップ対策の付属 | 質量 | メーカー公式価格 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| AKG P120 | 19dB SPL | 130dB SPL | パッド・ローカット | なし | 456g | 12,800円 |
| オーディオテクニカ AT2020 | 20dB SPL | 144dB SPL | なし | なし | 345g | 14,520円 |
| オーディオテクニカ AT2035 | 12dB SPL | 148dB SPL | パッド・ローカット | ショックマウント | 403g | 21,780円 |
| AKG P220 | 16dB SPL | 135dB SPL | パッド・ローカット | ショックマウント | 516g | 22,800円 |
| HyperX ProCast | 表し方が違うため省略 | 140dB SPL | パッド・ハイパス | 防振マウント内蔵・ポップフィルター | 376g | 確認できず |
| オーディオテクニカ AT2050 | 17dB SPL | 149dB SPL | 指向性・パッド・ローカット | ショックマウント | 412g | 31,460円 |
| オーディオテクニカ AT4040 | 12dB SPL | 145dB SPL | パッド・ローカット | ショックマウント | 360g | 43,560円 |
| SHURE SM4(キット) | 記載なし | 140dB SPL | 記載なし | ショックマウント・ポップフィルター | 463g | 49,500円(キットの市場参考価格) |
最大音圧は、パッドを使わないときの数値です。
メーカー公式価格は、AKGが国内代理店ヒビノの公式オンラインストア価格、オーディオテクニカが公式オンラインストア価格(どちらも税込・2026年10月22日確認)です。
SHURE SM4は発表時の市場参考価格、HyperX ProCastは日本の公式サイトで価格を確認できませんでした。
Amazonでの価格は変わるため、各商品のリンク先で最新の価格を確認してください。
🔌 選ぶ前に:XLRコンデンサーマイクが合うかチェック
実は、XLRコンデンサーマイクは「誰にでもいちばん良いマイク」ではありません。
買ってから困らないように、次の2つだけ先に確かめておきましょう。
1. つなぐ機材がそろっているか
XLRマイクは、PCに直接つなぐことができません。
+48Vのファンタム電源に対応したオーディオインターフェースかミキサーと、XLRケーブルが必要です。
マイクからPCまでのつながりを図にすると、次のようになります。

つまり、マイク本体の価格に加えて、オーディオインターフェースとケーブルの予算も必要です。
機材をまだ持っていない人は、オーディオインターフェースの選び方もあわせて見ておくと、予算を立てやすくなります。
機材を増やしたくないなら、USBでつなげるオーディオテクニカ AT2020USB-XのようなUSBマイクのほうが合います。
📘 用語メモ:ファンタム電源(+48V)とは?
ひとことで:コンデンサーマイクを動かすための電気を、XLRケーブル経由で送る仕組みです。
数字の目安:一般的なのは+48Vです。今回の8機種は、どれもファンタム電源が必要です。
この記事だと:インターフェースの「+48V」や「PHANTOM」のスイッチをONにして使います。
2. 部屋の生活音が多すぎないか
コンデンサーマイクは、細かい音まで拾える反面、打鍵音や生活音も入りやすいマイクです。
キーボードを強く叩くゲーム実況が中心なら、ダイナミックマイクのオーディオテクニカ AT2040やSHURE SM7Bも比べてみましょう。
逆に、歌・ナレーション・楽器のように「声や音の細かさ」を残したいなら、コンデンサーマイクが向いています。
💡 失敗しないXLRコンデンサーマイク選び3つのポイント
1. ノイズの少なさ(静かな声ほど差が出る)
マイク自身が出す「サー」という小さな雑音の大きさは、公式仕様の「ノイズ」や「等価雑音レベル」で比べられます。
小声のトークやナレーションが多い人ほど、この数字が効いてきます。
📘 用語メモ:ノイズ(等価雑音レベル)とは?
ひとことで:何も音がしないときに、マイク自身が出してしまう雑音の大きさです。
数字の目安:dB SPLで表し、数字が小さいほど静かです。今回の8機種では12〜20dB SPLでした。
この記事だと:AT2035とAT4040が12dB SPLで最も低く、AT2020が20dB SPLです。測定の条件はメーカーごとに違うことがあるため、参考値として見てください。
2. 本体のスイッチ(パッドとローカット)
パッドは、大きな音を録るときに入力を小さくして、音割れを防ぐスイッチです。
ローカットは、エアコンのうなりや机の振動のような、低くこもった音を減らすスイッチです。
ちなみに、ローカットが80Hzからの機種(AT2035・AT2050・AT4040・ProCast)と、300Hzからの機種(P120・P220)では、削れる音の範囲が違います。
声が細く感じたらOFFにして、配信ソフトのフィルターと聞き比べると安心です。
3. 付属品と重さ(あとから買い足す物が変わる)
ショックマウントやポップフィルターが付いているかで、あとから買い足す物が変わります。
AT2020とP120は防振の付属品がなく、ProCastとSM4(キット)はポップフィルターまで付いています。
マイクアームに付ける人は、重さもここはチェックしておきたい! 345gのAT2020と516gのP220では、170g以上の差があります。
XLRコンデンサーマイクおすすめ8選
メーカー公式価格の安い順に並べています(価格を確認できなかったHyperX ProCastは、AKG P220の後ろに置いています)。
1. AKG P120
「できるだけ安く、パッドとローカット付きのマイクから始めたい人へ」
| メーカー公式価格 | オープン価格(国内代理店ヒビノ公式オンラインストア価格 12,800円・税込) ※2026年10月22日確認 |
|---|---|
| ダイアフラム | 2/3インチ |
| ノイズ(等価雑音レベル) | 19dB SPL |
| 最大音圧レベル | 130dB SPL(パッド使用時は最大150dB SPL・AKG公式サイト) |
| 本体スイッチ | パッド(0/−20dB)、ローカット(300Hz) |
| 質量 | 456g |
| 付属品 | スタンドアダプター |
- 8機種の中でいちばん始めやすい
国内代理店の公式ストア価格は12,800円です。
それでいて、パッドとローカットのスイッチを備えています。 - 大声や楽器でも割れにくくできる
−20dBのパッドを入れると、AKG公式では最大150dB SPLまで対応します。
叫ぶ実況や張り上げる歌も、スイッチひとつで受け止めやすくなります。 - ゲインを上げすぎずに音量を出しやすい
感度は−32.5dBで、AT2020より出力が大きめです。
ゲインの小さいインターフェースでも、声の大きさを確保しやすくなります。
- ショックマウントは別売
付属するのはスタンドアダプターだけです。
→ 打鍵の振動が気になるなら、ショックマウントもあわせて用意しましょう。 - ローカットは300Hzからと高め
80Hzから弱める機種より、声の低い部分まで削れやすい設定です。
→ 声が細く感じたらOFFにして、配信ソフトのフィルターと聞き比べましょう。
おすすめ:
初めてXLRマイクを買う学生や社会人
インターフェースと合わせても、予算をおさえて始めやすいです。
おすすめ:
歌ってみたと雑談配信を、どちらも試してみたい人
パッドがあるので、張り上げる歌まで1本で受け止めやすくなります。
くわしい仕様と、ほかのマイクとの比べ方はAKG P120レビューにまとめています。
2. オーディオテクニカ AT2020
「長く選ばれている定番で、失敗しにくい1本がほしい人へ」
| メーカー公式価格 | オープン価格(公式オンラインストア価格 14,520円・税込) ※2026年10月22日確認 |
|---|---|
| 型式 | バックエレクトレットコンデンサー型 |
| ノイズ | 20dB SPL |
| 最大入力音圧レベル | 144dB SPL |
| 本体スイッチ | なし |
| 質量 | 345g |
| 付属品 | スタンドマウント、変換ネジ、ポーチ |
- 情報が多く、困ったときに調べやすい
2006年発売のロングセラーで、公式サイトでは累計販売数200万本超と紹介されています。
設定の例や組み合わせの情報を見つけやすく、初めてでも迷いにくいです。 - 大きな音にも強い
最大入力音圧レベルは144dB SPLです。
声だけでなく、アコギなどの楽器の録音にも使いやすい設計です。 - 軽くてアームに付けやすい
質量は345gで、8機種の中でいちばん軽いマイクです。
耐荷重が小さめのマイクアームでも合わせやすくなります。
- 本体にスイッチがない
パッドやローカットは付いていません。
→ エアコンの低い音などは、インターフェースや配信ソフトのフィルターで抑えます。 - ショックマウントとポップフィルターは別売
付属するのは、振動を吸収しないスタンドマウントです。
→ 机の振動や息の音が気になるなら、別に用意しましょう。
おすすめ:
配信やボイスチャットの音をワンランク上げたい人
定番なので、つなぐ機材の情報も集めやすく、つまずきにくいです。
おすすめ:
マイクアームに軽いマイクを付けたい人
345gと軽く、アームのバネが弱くても下がってきにくいです。
くわしい仕様と、ほかのマイクとの比べ方はオーディオテクニカ AT2020レビューにまとめています。
3. オーディオテクニカ AT2035
「小さな声でも「サー」というノイズを目立たせたくない人へ」
| メーカー公式価格 | オープン価格(公式オンラインストア価格 21,780円・税込) ※2026年10月22日確認 |
|---|---|
| 型式 | バックエレクトレットコンデンサー型 |
| ノイズ | 12dB SPL(海外公式サイト) |
| 最大入力音圧レベル | 148dB SPL(パッドON時158dB SPL・海外公式サイト) |
| 本体スイッチ | ローカット(80Hz)、パッド(−10dB) |
| 質量 | 403g |
| 付属品 | 専用ショックマウント、ポーチ |
- 小声でもノイズが目立ちにくい
ノイズは12dB SPLで、AT2020より8dB低い数値です。
夜の小声トークやナレーションでも、声をすっきり残しやすくなります。 - エアコンをつけたままでも録りやすい
80Hzのローカットを本体のスイッチで使えます。
低いうなりを、ソフトの設定に頼らずに抑えやすくなります。 - 机の振動を拾いにくい
専用設計のショックマウントが付属します。
打鍵やマウス操作の振動が、マイクに伝わりにくくなります。
- ポップフィルターは別売
付属するのはショックマウントとポーチです。
→ 歌や口元に近づけて話す使い方なら、ポップフィルターを合わせて用意しましょう。 - 部屋の音も拾いやすい
コンデンサーマイクなので、打鍵音や生活音にも敏感です。
→ 生活音の多い部屋なら、ダイナミックマイクも比べてみましょう(下の「選ぶ前に」で紹介)。
おすすめ:
家族が寝たあとに、小さな声で配信や収録をする人
ノイズの少なさが、声量をおさえたときにいちばん効いてきます。
おすすめ:
朗読・ナレーション・ASMRを録る人
息づかいのような小さな音まで、ノイズに埋もれにくくなります。
くわしい仕様と、ほかのマイクとの比べ方はオーディオテクニカ AT2035レビューにまとめています。
4. AKG P220
「ショックマウントとハードケースまで、最初から一式そろえたい人へ」
| メーカー公式価格 | オープン価格(国内代理店ヒビノ公式オンラインストア価格 22,800円・税込) ※2026年10月22日確認 |
|---|---|
| ダイアフラム | 1インチ |
| ノイズ(等価雑音レベル) | 16dB SPL |
| 最大音圧レベル | 135dB SPL(パッド使用時は最大155dB SPL・AKG公式サイト) |
| 本体スイッチ | パッド(0/−20dB)、ローカット(300Hz) |
| 質量 | 516g |
| 付属品 | ショックマウント、交換用ゴム、キャリングハードケース |
- 振動対策と持ち運びの道具が最初からそろう
ショックマウント、交換用ゴム、ハードケースが付属します。
スタジオやライブへの持ち出しでも、マイクを守りやすくなります。 - 金管楽器や大声でも割れにくくできる
−20dBのパッドで、AKG公式では最大155dB SPLまで対応します。
トランペットや張り上げる歌も、スイッチひとつで受け止めやすくなります。 - P120より静かに録れる
ノイズは16dB SPLで、P120の19dB SPLより低い数値です。
小さめの声でも、「サー」という音が目立ちにくくなります。
- 本体が516gと重め
8機種の中でいちばん重いマイクです。
→ アームに付けるなら、耐荷重に余裕のあるものを選びましょう。 - 静かさの公式値は同価格帯のAT2035が上
ノイズはP220が16dB SPL、AT2035が12dB SPLです。
→ 夜の小声トークが中心なら、AT2035も比べましょう。
おすすめ:
バンド練習やスタジオにマイクを持ち出す人
ハードケースに入れて運べるので、ぶつける心配が減ります。
おすすめ:
楽器と歌をどちらも録りたい人
−20dBのパッドで、大きな音の楽器にも合わせやすいです。
くわしい仕様と、ほかのマイクとの比べ方はAKG P220レビューにまとめています。
5. HyperX ProCast
「ポップフィルターも防振も、買い足さずに配信を始めたい人へ」
| メーカー公式価格 | 日本HPの公式サイトでは掲載を確認できず(2026年10月20日確認)。価格はAmazonでご確認ください |
|---|---|
| ダイアフラム | 1インチ |
| ノイズ | −118dBV(A特性) ※ほかの機種と表し方が違います |
| 最大入力音レベル | 140dB SPL |
| 本体スイッチ | ハイパスフィルター(80Hz)、パッド(−10dB) |
| 質量 | マイク376g(マウント・ポップフィルター込み503g) |
| 付属品 | HyperX Shieldポップフィルター、マウントアダプター(防振マウントは本体に内蔵) |
- ポップフィルターを買い足さずに始められる
金属製のポップフィルターが付属し、ワンタッチで取り付けられます。
口元に近づけて話しても、パ行の息の音を抑えやすくなります。 - 打鍵やマウス操作の振動を拾いにくい
ロープサスペンション式の防振マウントが、本体に内蔵されています。
別売のショックマウントを探す手間もかかりません。 - カメラに映っても、マイクまわりがすっきり見える
ブラックの本体に、マウントとポップフィルターが一体になったデザインです。
顔出し配信でも、ゲーミングデスクの雰囲気になじみやすいです。
- ゲインの小さいインターフェースだと音量が足りないことも
公式では、60dB以上のゲインがあるインターフェースが推奨されています。
→ 手持ちの機材の最大ゲインを、購入前に確認しましょう。 - 日本の公式サイトでは価格を確認できない
日本HPのHyperXマイクのページに、ProCastは載っていません。
→ 購入するときは、販売元とメーカー保証の扱いをリンク先で確認しましょう。
おすすめ:
顔出しでゲーム配信をする人
防振とポップ対策が一体なので、デスクの上が散らかりにくいです。
おすすめ:
マイクまわりの小物をあれこれ選ぶのが面倒な人
本体と付属品だけで、配信に必要な対策がひと通りそろいます。
くわしい仕様と、ほかのマイクとの比べ方はHyperX ProCastレビューにまとめています。
6. オーディオテクニカ AT2050
「1人の実況から2人のラジオ配信まで、マイク1本で済ませたい人へ」
| メーカー公式価格 | オープン価格(公式オンラインストア価格 31,460円・税込) ※2026年10月22日確認 |
|---|---|
| 指向特性 | 単一指向性・無指向性・双指向性(本体スイッチで切り替え) |
| ノイズ | 17dB SPL |
| 最大入力音圧レベル | 149dB SPL(パッドON時159dB SPL) |
| 本体スイッチ | 指向性切替、ローカット(80Hz)、パッド(−10dB) |
| 質量 | 412g |
| 付属品 | ショックマウント AT8458a、変換ネジ、ポーチ |
- 対談や複数人の収録もマイク1本で済む
単一・双・無指向性を、本体のスイッチで切り替えられます。
1人の実況から2人のラジオ配信、オフコラボまで買い足さずに対応しやすいです。 - 大きな声や楽器でも割れにくい
最大入力音圧レベルは149dB SPL、パッドON時は159dB SPLです。
叫ぶ場面のあるゲーム実況や、歌ってみたにも余裕があります。 - 机の振動を拾いにくい
専用のショックマウントAT8458aが付属します。
打鍵やマウス操作の振動が、マイクに伝わりにくくなります。
- 小声の静かさだけならAT2035のほうが上
ノイズはAT2050が17dB SPL、AT2035が12dB SPLです。
→ 1人での小声トークが中心なら、AT2035かAT4040を選びましょう。 - 双指向・無指向では部屋の音も入りやすい
正面以外の音も拾うので、生活音や部屋の響きも録れてしまいます。
→ 1人のときは、単一指向性に戻して使うのが基本です。
おすすめ:
友だちと向かい合って、ラジオ風の配信をする人
双指向性にすると、マイクの前と後ろの2人の声を1本で録れます。
おすすめ:
オフ会やコラボで、まわりの声もまとめて録りたい人
無指向性にすれば、テーブルを囲む全員の声を拾いやすくなります。
くわしい仕様と、ほかのマイクとの比べ方はオーディオテクニカ AT2050レビューにまとめています。
7. オーディオテクニカ AT4040
「入門機からのステップアップで、静かさと音の余裕がほしい人へ」
| メーカー公式価格 | オープン価格(公式オンラインストア価格 43,560円・税込) ※2026年10月22日確認 |
|---|---|
| 型式 | DCバイアス型コンデンサー型(1インチ大口径ダイアフラム、トランスレス) |
| ノイズ | 12dB SPL |
| 最大入力音圧レベル | 145dB SPL(パッドON時155dB SPL) |
| 本体スイッチ | ローカット(80Hz)、パッド(−10dB) |
| 質量 | 360g |
| 付属品 | ショックマウント、変換ネジアダプター、ダストカバー、ケース |
- ノイズが少なく、ダイナミックレンジも広い
ノイズ12dB SPL、ダイナミックレンジ133dBです。
ささやき声から張り上げる歌まで、余裕を持って録りやすくなります。 - 録る音を選ばない
公式サイトでは、ボーカル・楽器・トークなど、収録する音の種類を選ばないマイクと紹介されています。
歌も楽器もナレーションも、これ1本で済ませたい人に合います。 - 付属品で保管まで困らない
ショックマウントに加えて、ダストカバーとケースが付きます。
使わないときにホコリや湿気から守りやすくなります。
- 8機種の中では価格が高め
公式オンラインストア価格は43,560円です。
→ 静かさを重視しつつ予算をおさえたいなら、同じノイズ値のAT2035が候補です。 - ポップフィルターは別売
息の音を抑える部品は入っていません。
→ 歌や近くで話す使い方なら、ポップフィルターを合わせて用意しましょう。
おすすめ:
AT2020などの入門機から買い替えたい人
ノイズの少なさとスイッチ類で、録音の余裕がはっきり増えます。
おすすめ:
歌ってみたやナレーションを、作品として仕上げたい人
後から音を加工しても、ノイズが目立ちにくい素材を録りやすくなります。
くわしい仕様と、ほかのマイクとの比べ方はオーディオテクニカ AT4040レビューにまとめています。
8. SHURE SM4(キット)
「Wi-Fiやスマホのそばでも、ノイズの心配を減らしたい人へ」
| メーカー公式価格 | 発表時の市場参考価格 49,500円(税込・キット SM4-K-KIT-J) ※マイク単体SM4-K-Jは36,630円(税込)。2026年10月11日確認 |
|---|---|
| カプセル | 1インチの真鍮製デュアルダイアフラム |
| ノイズ | 本記事で確認した公式仕様には記載なし |
| 最大入力音圧レベル | 140dB SPL(1000Ω負荷) |
| 本体スイッチ | 公式仕様に記載なし |
| 質量 | 463g |
| キットの付属品 | ショックマウント、マグネット式ポップフィルター、キャリングケース、変換ねじ |
- 家の中の電波ノイズに強い
RF干渉シールドで、スマホやPC、Wi-Fiルーターからのノイズを遮断する設計です。
機器が多いデスクでも、「ジー」という雑音の心配を減らしやすくなります。 - ポップノイズに二重で備えられる
内蔵のポップフィルターに、キットのマグネット式フィルターを重ねられます。
歌や近い距離のトークでも、パ行の息の音を抑えやすくなります。 - ゲインに余裕を持ちやすい
感度は−38dBV/Paと高めです。
ゲインの小さいインターフェースでも、音量を確保しやすくなります。
- 8機種の中でいちばん高い
キットの市場参考価格は49,500円です。
→ 付属品がいらなければ、マイク単体のSM4-K-Jも選べます。 - 部屋の音も拾いやすい
コンデンサーマイクなので、生活音や反響も入りやすいです。
→ 打鍵音や生活音が多い部屋なら、ダイナミックマイクのSM7Bも比べてみましょう。
おすすめ:
PCやルーター、スマホを机に並べて配信する人
電波ノイズを遮る設計なので、機器を置く場所に悩みにくくなります。
おすすめ:
防振とポップ対策を、同じメーカーでそろえたい人
キットだけで、マイクまわりに必要なものがひと通りそろいます。
くわしい仕様と、ほかのマイクとの比べ方はSHURE SM4(キット)レビューにまとめています。
🧭 用途別の選び方まとめ
8機種を、公式の仕様から言える「向いている使い方」で整理しました。
| やりたいこと | 候補 | 理由(公式仕様) |
|---|---|---|
| 予算をおさえて始める | AKG P120/AT2020 | メーカー公式価格12,800円/14,520円 |
| 雑談・ゲーム配信 | AT2020/HyperX ProCast | 軽くてアームに付けやすい/防振とポップ対策が付属 |
| 小声のトーク・ナレーション | AT2035/AT4040 | ノイズ12dB SPL |
| 歌ってみた・楽器 | AKG P220/AT4040 | −20dBパッドで最大155dB SPL/ダイナミックレンジ133dB |
| 2人以上で収録 | AT2050 | 単一・双・無指向性を切り替え |
| 機器が多いデスク | SHURE SM4 | RF干渉シールド |
| 持ち運び | AKG P220/AT4040 | ハードケース/ケース付属 |
こうして並べると、同じXLRコンデンサーマイクでも、力を入れている場所がはっきり違うんです。
「何を録るか」を1つ決めてから選ぶと、迷いにくくなります。
🛒 お得に買う方法・最新価格
メーカー公式価格は、AKG P120が12,800円、AT2020が14,520円、AT2035が21,780円、AKG P220が22,800円、AT2050が31,460円、AT4040が43,560円です(いずれも税込・2026年10月22日確認)。
SHURE SM4はキットの市場参考価格が49,500円(税込)、HyperX ProCastは日本の公式サイトで価格を確認できませんでした。
Amazonでの価格はリンク先でご確認ください。
結局、XLRマイクはインターフェースとケーブルも必要なので、マイク本体だけでなく「全部でいくらか」で予算を考えるのがおすすめです。
🔗 あわせて読みたい
❓ よくある質問
Q. XLRコンデンサーマイクだけでPCにつなげますか?
Q. 初めてのXLRマイクなら、どれがいい?
Q. ゲーム実況には、コンデンサーとダイナミックのどちらが向いている?
Q. ショックマウントやポップフィルターは必要ですか?
Q. 歌ってみたに向いているのは?
※仕様・メーカー公式価格は2026年10月22日時点(SHURE SM4は2026年10月11日、HyperX ProCastは2026年10月20日時点)の情報です(2026年10月23日に図解を追加)。本記事はオーディオテクニカ、AKG、ヒビノ、日本HP(HyperX)、Shure各社の公式サイトなどの公開情報を参考にまとめており、実機検証は行っていません。
🏁 まとめ:「何を録るか」から1本を選ぼう
XLRコンデンサーマイク8機種を紹介してきました。
・いちばん手ごろに始めるなら:AKG P120
・迷ったら定番を選ぶなら:オーディオテクニカ AT2020
・夜の小声配信やナレーションなら:オーディオテクニカ AT2035
・2人で収録するなら:オーディオテクニカ AT2050
・入門機からステップアップするなら:オーディオテクニカ AT4040
つなぐインターフェースまで含めて予算を考えれば、USBマイクからの卒業で後悔しにくくなりそうですね。


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