
「AT2020やAT2035から、ワンランク上のマイクに替えたい。AT2050って何が違うの?」
結論からお伝えすると、1人の配信だけでなく、対談や複数人の収録まで1本でこなしたい人に向くマイクです。
オーディオテクニカの公式サイトでは、用途に応じて3つの指向特性が選べる「高機能モデル」と紹介されています。
単一指向性・双指向性・無指向性の切り替えに加えて、80Hzのローカットと−10dBのパッドのスイッチ、専用のショックマウントが付いています。
一方で、マイク自身のノイズの公式値はAT2035のほうが小さいことと、オーディオインターフェースとファンタム電源が必要なことは、購入前に知っておきたいポイントです。
この記事では、オーディオテクニカ公式の仕様をもとに、AT2050の強み・注意点と、AT2035・AT2020・AT4040との違いを整理します。
はじめに
AT2050は、オーディオテクニカの20シリーズに入る、XLR接続のコンデンサーマイクです。
20シリーズの中で、指向特性を3つから選べるのはこのモデルなんです。
検索でも「AT2050 AT2035 違い」「AT2020 AT2050 違い」「AT2050 指向性」「AT2050 音が小さい」がよく調べられています。
この記事を読み終えるころには、「AT2035ではなくAT2050を選ぶべきか」を判断できるはずです。
📌 オーディオテクニカ AT2050の基本スペック
| メーカー公式価格 | オープン価格(公式オンラインストア価格 31,460円・税込) ※2026年10月20日確認。Amazonでの価格はリンク先でご確認ください |
|---|---|
| 型式 | DCバイアスコンデンサー型 |
| 指向特性 | 単一指向性・無指向性・双指向性(本体スイッチで切り替え) |
| 周波数特性 | 20〜20,000Hz |
| 感度 | −42dB(7.9mV)(0dB=1V/1Pa、1kHz) |
| 最大入力音圧レベル | 149dB SPL(1kHz、THD1%)、159dB SPL(パッドON時) |
| ノイズ | 17dB SPL(A特性) |
| ダイナミックレンジ | 132dB(1kHz at Max SPL) |
| SN比 | 77dB以上(1kHz at 1Pa、A特性) |
| スイッチ | 指向性切替、ローカット(80Hz、12dB/oct)、パッド(−10dB) |
| 出力インピーダンス | 120Ω |
| 電源 | ファンタム電源 11〜52V DC、4.7mA |
| 接続 | 3ピンXLR-Mタイプ |
| サイズ・質量 | 長さ171mm、本体最大径52mm、412g |
| 付属品 | ショックマウント AT8458a、変換ネジ(5/8インチ→3/8インチ)、ポーチ |
| 発売日 | 2008年11月21日 |
🔍 この商品の最大の特徴は「3つの指向性を本体で切り替えられること」
AT2050のいちばんの特徴は、本体のスイッチで指向特性を3つから選べることです。
AT2020とAT2035は単一指向性だけなので、ここが20シリーズの中での大きな違いになります。
ふだんは単一指向性で、正面の声を中心に録れます。
向かい合って話す対談では双指向性にすると、マイク1本で2人の声を前後から録れます。
テーブルを囲む雑談や、部屋の響きごと録りたいときは無指向性が使えます。
ここはチェックしておきたい!
「今は1人の実況だけど、いずれ友達とのラジオ配信やポッドキャストもやりたい」という人ほど、マイクを買い足さずに済むのが実は大きなメリットなんです。
📘 用語メモ:指向特性(単一・双・無指向性)とは?
ひとことで:マイクが、どの方向の音をよく拾うかを表す性質です。
数字の目安:単一指向性は正面、双指向性は前と後ろ、無指向性はほぼ全方向の音を拾います。
この商品だと:AT2050は3つすべてを本体のスイッチで切り替えられます。1人配信・対談・複数人の収録を、同じマイクで使い分けられます。
🗺️ 3つの指向性を図で確認
3つの指向性の違いは、マイクを上から見て「どこの音を拾うか」で考えると分かりやすいです。

拾う範囲が広いほど、話す人を増やせる代わりに、部屋の音や響きも入りやすくなります。
結局、「話す人数」と「人の位置」に合わせて、いちばん狭いパターンを選ぶのが失敗しにくい使い方です。
🎛️ ローカット・パッドと「DCバイアス型」
AT2050には、指向性のスイッチに加えて、ローカットフィルターとパッドのスイッチもあります。
ローカットは80Hzより低い音を弱める機能で、公式サイトでもエアコンの騒音などを低減するスイッチと紹介されています。
エアコンをつけたままの配信でも、「ゴー」という低いうなりを声に混ぜにくくなります。
パッドは、マイクに入る音を10dB下げる機能です。
パッドON時の最大入力音圧レベルは159dB SPLなので、大きな声の歌や楽器の近くでも音が割れにくい設計です。
ちなみに、型式はAT2020・AT2035のバックエレクトレット型とは違う「DCバイアスコンデンサー型」です。
公式サイトでは、ダイアフラムにハニカム形状の凹凸を付けた「ダブルウェーブダイアフラム」で、高感度・高S/Nを実現したと紹介されています。
📘 用語メモ:ノイズ(セルフノイズ)とSN比とは?
ひとことで:ノイズはマイク自身が出す「サー」という小さな雑音、SN比は声とその雑音の差です。
数字の目安:ノイズは小さいほど、SN比は大きいほど静かです。同じメーカーのAT2020は、ノイズ20dB SPL・SN比74dBです。
この商品だと:AT2050はノイズ17dB SPL、SN比77dB以上で、AT2020より静かです。ただし、AT2035(12dB SPL、82dB以上)のほうが数値は上です。
📏 買う前に確認したい相性・設置
AT2050で後悔しやすいのは、「マイクだけ買えばPCで使える」と思っていたパターンです。
📘 用語メモ:感度とゲインとは?
ひとことで:感度はマイクが出す信号の大きさ、ゲインはオーディオインターフェースでその信号を持ち上げる量です。
数字の目安:感度の数値はマイナスが大きいほど出力が小さく、そのぶんゲインを上げて使います。
この商品だと:AT2050は−42dBです。音が小さいと感じたら、まずゲインを上げ、パッドがONになっていないかを確認します。
🏆 オーディオテクニカ AT2050の強み
- 対談や複数人の収録もマイク1本で済む
単一・双・無指向性を本体のスイッチで切り替えられます。
1人の実況から、2人のラジオ配信、オフコラボまで買い足さずに対応しやすいです。 - 大きな声や楽器でも割れにくい
最大入力音圧レベルは149dB SPL、パッドON時は159dB SPLです。
叫ぶ場面のあるゲーム実況や、歌ってみたの張り上げにも余裕があります。 - エアコンをつけたままでも配信しやすい
80Hzのローカットを本体のスイッチで使えます。
低いうなりを、配信ソフトの設定に頼らずに抑えやすくなります。 - 机の振動を拾いにくい置き方ができる
専用のショックマウントAT8458aが付属します。
打鍵やマウス操作の振動が、マイクに伝わりにくくなります。
⚠️ 購入前に確認したい注意点
- 小声の静かさだけならAT2035のほうが上
ノイズはAT2050が17dB SPL、AT2035が12dB SPLです。
→ 1人で小声のトークやASMRが中心なら、AT2035かAT4040も比べましょう。 - 双指向・無指向では部屋の音も入りやすい
正面以外の音も拾うので、生活音や部屋の響きも録れてしまいます。
→ 1人のときは単一指向性に戻すのが基本です。 - マイク単体ではPCにつなげない
オーディオインターフェースとXLRケーブルが必要です。
→ USB1本で指向性も切り替えたいなら、HyperX QuadCast 2も候補です。
📊 AT2035・AT2020・AT4040との比較
AT2050と一番比べられるのは、同じ20シリーズのAT2035です。定番のAT2020と、40シリーズのAT4040も並べました。
| 商品 | メーカー公式価格 | 指向特性 | ノイズ・SN比 | 向いている人 |
|---|---|---|---|---|
| オーディオテクニカ AT2050 | 31,460円 | 単一・双・無指向性 | 17dB SPL、77dB以上 | 1人配信も対談も複数人の収録も、1本でこなしたい人 |
| オーディオテクニカ AT2035 | 21,780円 | 単一指向性 | 12dB SPL、82dB以上 | 1人の配信や歌で、静かさを優先したい人 |
| オーディオテクニカ AT2020 | 14,520円 | 単一指向性 | 20dB SPL、74dB | できるだけ安くXLRコンデンサーを始めたい人 |
| オーディオテクニカ AT4040 | 43,560円 | 単一指向性 | 12dB SPL、82dB | 1人の録音を、40シリーズの上位モデルで録りたい人 |
※価格はオーディオテクニカ公式オンラインストアの税込価格です(2026年10月20日確認)。
AT2035との差額は9,680円です。
その差は、ノイズの少なさではなく、双指向・無指向が使えることに表れています。
AT2020から乗り換える場合は、ノイズ・SN比・スイッチ・ショックマウントの付属まで、まとめて一段上がります。
結局、1人で静かに録るのが中心ならAT2035かAT4040、対談や複数人の収録もしたいならAT2050、という選び方が分かりやすいです。
🎮 USBマイクとの違い
指向性を切り替えられるマイクには、USB接続のものもあります。代表的なのが、4つの指向特性を選べるHyperX QuadCast 2です(HP希望販売価格22,800円・税込、2026年10月20日確認)。
| 商品 | つなぎ方 | 必要なもの | 向いている人 |
|---|---|---|---|
| AT2050(XLR) | オーディオインターフェース経由 | オーディオインターフェース、XLRケーブル | 機材を育てながら、録る内容を広げたい人 |
| HyperX QuadCast 2(USB) | PCのUSBに直接 | 本体だけ | 機材を増やさず、すぐ配信を始めたい人 |
AT2050はオーディオインターフェースの分だけ予算が増えます。
そのかわり、インターフェースのつまみで音量を細かく調整でき、将来ほかのXLRマイクに替えるときも機材をそのまま使えます。
⚙️ 購入後のおすすめ設定・使いこなし
💡 こんな人におすすめ・向いていない人
🛒 お得に買う方法・最新価格
オーディオテクニカの公式サイトでは、AT2050はオープン価格で、公式オンラインストア価格は31,460円(税込)です(2026年10月20日確認)。
Amazonでの価格は変わるため、下のリンク先で最新の価格を確認してください。
🔗 あわせて読みたい
❓ よくある質問
Q. AT2050とAT2035の違いは?
Q. AT2050とAT2020の違いは?
Q. AT2050の音が小さいのはなぜ?
Q. AT2050はUSBでPCにつなげますか?
Q. AT2050の付属品は?
※仕様・メーカー公式価格は2026年10月20日時点の情報です(2026年10月23日に図解を追加)。本記事はオーディオテクニカ公式サイト、日本HP公式サイトなどの公開情報を参考にまとめており、実機検証は行っていません。
🏁 まとめ:AT2050は「録れる場面を広げたい人」のためのワンランク上
結局、AT2050の価値は、20シリーズの手ごろさのまま、3つの指向性で録れる場面がぐっと広がることです。
この商品がおすすめ:1人の実況に加えて、対談配信や複数人の収録もマイク1本でこなしたい人。
別の商品を検討:1人で静かに録るのが中心ならAT2035、予算を抑えたいならAT2020、PCに直接つなぎたいならHyperX QuadCast 2。
買う前に、+48V対応のオーディオインターフェースと、ポップフィルターを用意するかだけ決めておけば、安心して始められそうですね。


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